SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

エクリプスだよ

2017-08-21 22:09:45 | アメリカ生活
日蝕ですよ。アメリカ大フィーバー(死語の世界)
朝起きた時に曇っていたので「あらー」と思っていたら、日蝕が始まる9時前には晴れたのでホッとしました。

カリフォルニアでは皆既日蝕じゃなくて部分日蝕だから暗くもならないし、そんなにドラマティックでもないんだけど
こういうのはノリノリで楽しんだ方がお得だからねー。

散歩に行った時、欠けた太陽のせいで木漏れ日がこんな三日月型になっていて綺麗でした。

「公園でこどもも大人もみんな変なメガネかけて上を見てました。」



「あの人たち何やってるの?」

世界中イヤなニュースで暗い気持ちが続いていたし、アメリカはとりわけ酷いことになっているので
子供達が笑って、大人も無邪気な表情になってみんなで同じものを見て喜ぶ風景は心が和みました。


太陽を見るためのメガネの購入が一番盛り上がっている時期は私が日本にいて、すっかり乗り遅れた我が家。
お店ではもうみんな売り切れだったので、こんなものを作ってみました。

オールドファッションの太陽観察ボックスなんだって。

シリアルの箱の内側の底の部分に白い紙を貼って、上ぶたの両端を四角く切り取って、一方にアルミホイルを貼りピンで穴を開けます。


これで太陽を背にして、ピンホールから太陽光が入るように調節しながら箱を覗くと

中に見えてる小さい点が太陽。これが時間の経過とともに欠けていく様子がちゃんと観察できます。


写真に撮ると何のことだかよくわからないけど、肉眼だとけっこう楽しく観察できましたよ。


こんな風に見事な天体ショーが見られるならなんとしてもメガネを手に入れたいところだけどね。

テレビをカメラで撮影(笑)



「おかーさん楽しそうだね。」

うん、けっこう楽しんだ。2012年とほとんど同じだったけど。



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連絡事項2つ

2017-08-20 22:18:39 | ごあいさつ/お知らせ

「今日はおかーさんからdog actuallyのことでお知らせがあるそうです。」

そうです。まずはひとつめ。

dog actuallyの過去記事が読めるブログがまたひとつ!
『犬曰く THE VOICE OF THE DOGS 』

「犬曰く」という素敵なタイトルのブログは藤田りか子さんと尾形聡子さんが運営していらっしゃいます。
お二人がdog actuallyに書かれた過去記事のアップはもちろん、新しい記事も次々にアップされています。

dog actually読んでたよーという方も、読んだことなかったのよねーという方も、犬が好きならぜひご覧になってみてくださいね。



「もうひとつはおかーさんのブログなんだってー。」

私が書いたdog actuallyの過去記事再掲ブログ「Dogs in the U.S. アメリカの犬たち」
久しぶりにひとつ再アップしました。
『God Made a Dog』
↑動画の紹介なんですが、すごく良いのでぜひ見ていただきたい!

それからこっちは書き下ろしです。
『犬の胃拡張・胃捻転リスク問題の補足』

6月に書いて反響が大きかった胃拡張・胃捻転のリスク要因のお話の補足です。
記事の中でも一番反応が多かった、フードの器を高い台に乗せて食べさせる問題。
その後もあちこちで質問を受けたので、記事にまとめてみました。

↑これ、記事本文よりも説明のイラストの方が時間かかった(笑)



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たいへん長らくお待たせしました

2017-08-19 23:11:39 | ごあいさつ/お知らせ
たいへん遅くなってしまいましたが、ブログ開設11周年の感謝の気持ち企画の抽選を行いまーす。


「おまたせしましたー!でもこれはニコのおもちゃだからね。あげられないよ。」

そんなヨダレのついたおもちゃ、ニコニヤ以外誰もいらないよ。

まずはA賞 岩合さんの犬写真集

応募したのに名前がない!という方はいらっしゃいませんか?


次はB賞『ざんねんな生き物』

皆さん、ちゃんとお名前はありますか?

そしてC賞 フラダンスの犬てぬぐい

お名前がもれている方はないですか?


それでは恒例のニコニヤによるくじ引き抽選スタート!

追記
すみません!書き忘れてました。背後でくじを引いてない方がやかましいです。音消し推奨!


まずはA賞からニコが引きまーす



次はニヤがB賞を引きます



そして最後、もう一度ニコが引きます




「ちゃんと見えました?ちょっとピンボケなんだけど」

↑ニヤの写真もピンボケ(笑)



......というわけで、

A賞は Shiocoさん
B賞は mizuhoさん
C賞は ハせ姉さん  のお三方が当たりとなりました〜。

ご参加くださった皆さん、全員当選にできなくて毎年心苦しいです。


<事務連絡>
Shiocoさんとハせ姉さんは以前にメールをお送りしたアドレスから変更はないでしょうか?
mizuhoさん、もしツイッターアカウントをお持ちでしたら、このブログの右肩に貼ってある私のツイッターアカウントにDMいただけるでしょうか?



「それではみなさま、あらためて」



「これからもSMILES@LAを」


よろしくおねがい申し上げます!



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犬を飼いたいって?

2017-08-18 23:56:05 | 飼い主の日常
今日の夕方、ニコニヤを連れて公園に行った時のこと。

3歳と5歳くらいの姉妹と7歳くらいのお兄ちゃんらしき男の子がニコニヤをジーッと凝視していました。
アジア系の子供たちで、みんなシャイなようで犬は気になるけど話しかけるのはちょっとという感じ。


「ニコ、小さい子たち好きだからこわくないよー。」

ニコの「好き」は加減知らずだから、こっちがこわいよ。

「ニコニヤが気になるのね。じゃあこれを見せてあげましょう。」と
ニヤが立ち上がってジャンプしながらスピンするという、必ずウケる技を披露しました。

思った通り、3人の子供たちは「おおーっ」と喜んでくれましたよ。
そうしたら、ベンチにいたお母さんが近くまで来て
「その犬は飼い易いタイプの犬ですか?」と質問されました、


「あたしの可愛さに魅了されたのね、無理もないけど。」

犬について、あまり詳しくないと思われる人からはわりとよく聞かれるんですよ。
外ヅラの良いニヤは人前で芸を披露する時にはものすごく従順で素直に見えるし
ミニピンの本来の大きさを知らないと、小さくて可愛く見えるし(笑)
コートも短くて手入れも楽そうに見えるからだと思います。
(コートの手入れだけは本当に楽だけど。)


「素直で小さくて可愛いのも本当じゃないさ。」

で、「犬を飼おうと思ってるなら、この犬種は全然おすすめしません。」と言っちゃいましたよ。

「この犬種は元々はネズミ捕りのために作られた犬種だから、狩猟欲がとても強くて
 運動量もすごーく多いんです。リスや小動物を見ると吠えずにいられないしね。」

「そうなのねー。そっちの犬はどう?」とニコのことを聞かれたので
「この子はハーフドーベルマンだから、やっぱり運動量が多いし、似たような感じですね。」


「えー、ニコはニヤとずいぶん違うよー。」「そうよねー、あたしの方が可愛いのに失礼よねー。」

明らかに小型犬の方が興味あるみたいで、ニコのことはついでっぽかったからね。

ここまで言ったら、お母さんはちょっと嬉しそうになって、男の子の顔が曇り始めたので
「あ〜、男の子が犬を飼いたいと言ってて、お母さんは気乗りしないのね。」と推測。

「小さいお子さんが3人いて、さらに犬となるとちょっと難しいんじゃないかなあ。」と言ったら
「そうよねー。やっぱり無理よねー。」とお母さん。

男の子には悪いけれど、どう考えたってお母さんに負担がかかりまくるのは明らかだし
そうなると、犬がちゃんとケアしてもらえなくなるのは明白だもんねえ。
お母さんが犬が好きで好きでノリノリなら話は別だけど、最初から気乗りしないなら
止めとくのがベストだよね。

男の子が小さい声で「僕はヨーキーが欲しいんだ」って言ったので
「ヨーキーは小さくて可愛いけど、やっぱりネズミ捕りのために作られた犬だから
うちのミニピンと似たようなところがあるよ。」と、また子供の心に水を差してしまった(笑)

ありがたいことにLAではペットショップで犬や猫の生体販売は禁止されているので
お店に行ってヨーキーを衝動買いしてきちゃうってことは出来ないんですねー。


「おかーさんは今日こどもの夢をこわしました。」

うん、多分ね。でも犬はこどもの夢だけじゃ飼えないんだよ。

子供たちのお母さんは勢いがついてきて「犬を飼うのってお金もかかるわよねえ。」
「毎年の健康診断とか、トリミングとか、高いのよねえ?」と言うので
「そうですねえ。ちょっとお腹を下したり爪を折ったりするだけでも200ドルくらいかかるしねえ。」と答えたら
「そうよねそうよね。どうもありがとう!」と嬉しそうに帰っていかれました。

私ね、犬と暮らすことのハードルをやたらと上げるのは好きじゃないんですよ。
「毎日2時間以上散歩するべきだ!」とか「犬を飼うのはこんなにコストがかかる!」とか
いかにも脅すような調子で言ったり書いたりするのは避けたいと常々思っています。

でも、メインで世話をすることになる人が最初から嫌がってるならスッパリ止める方がいいよねーと思って
今日はちょっとイヤなおばちゃんになりました。

「犬を飼いたい気持ちはよーくわかるよ。でも君はまだひとりで犬の世話をするには若すぎるの。」と
男の子に声をかけたんだけど、多分今はわからないだろうなあ。

いつかもう少し大きくなった時に理解してくれるといいなあ。


《予告!》 明日抽選します!!


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The FOUND DOGS とリトルレッドの5年間

2017-08-16 23:45:01 | ヴィックの犬たち
ずーっと書こうと思っていたのに、ずーっと延び延びにしてしまってたこと。

それはこの本のこと。
The Found Dogs: The Fates and Fortunes of Michael Vick's Pitbulls, 10 Years After Their Heroic Rescue
Bookbaby

(↑これは日本のアマゾンのリンクなので、興味のある方は購入もできます。)

The FOUND DOGSというタイトルでピンと来た方もいるかもしれませんが
あのThe LOST DOGSの続編です。


「マイケル・ヴィックのヤミ闘犬と犬の虐待が発覚してからちょうど10年なんだって。」

マイケル・ヴィックはプロアメリカンフットボールのスター選手でしたが、2007年にヤミ闘犬の罪で逮捕されました。
その時に闘犬に使われていた50頭以上の犬達が保護され、新しい犬生を歩み始めたのでした。

保護された犬たちの物語が The LOST DOGSです。

私が以前に本の紹介がてら、マイケル・ヴィックのもとから保護された犬たちの話をまとめたのが
こちらのリンク。興味のある方は古いものから順に読んでいただくと詳細がわかります。
ヴィックの犬たち

The LOST DOGSに登場する犬たちの中でもひときわ印象的だったのがリトルレッドと名付けられた
小柄な赤毛の女の子でした。

リトルレッドのストーリーはこちら。
リトルレッド

リトルレッドとボーイフレンド達

そのリトルレッドがね、今年の4月に天国に行ったということをつい最近知ったんですよ。
(今年は本当にいろんなことがあって、他のことに全然気持ちが行ってなかったんだなあと
改めて実感してちょっと寂しかったのはワタクシゴトです。)

The FOUND DOGSの表紙になっているのもリトルレッドです。
すっかり白いお顔のおだやかなおばあちゃんになって、幸せだったんだなあと嬉しくなります。

リトルレッドは保護された後も、人間や他の犬が怖くて、リハビリにとても時間がかかりました。
彼女を引き取ったアメリカ屈指の保護団体ベストフレンズアニマルソサエティでゆっくりと心を癒して
たくさんの犬友達ができて、2011年に自分だけの家族の元に迎えられました。

その時のことを書いたのがこの記事。
リトルレッドが〜♪

ペストフレンズがリトルレッドの門出を祝って作ったのがこのビデオ。


最初の頃の硬い表情がだんだんと緩んでくる様子に胸が躍ります。

リトルレッドは彼女を家族に迎えたスーザンさんの元で約5年を過ごして天国へと旅立ちました。
14歳だったリトルレッドは、マイケル・ヴィックの所で過ごした時代に罹ったバベシア症などの影響で
健康上の問題はいくつか抱えていました。
けれど旅立つ前日まで楽しく遊び、おやつを楽しんで元気に過ごしていました。
突然の嘔吐、病院での診察、そしてその夜スーザンさんがベッドに行こうとリトルレッドを見た時に
彼女がもう息をしていないことに気づいたのだそうです。

突然のさよならは辛いことだけれど、リトルレッドが長い苦しい時間を過ごさずに済んだことは良かったのだと思います。
だってこの子は犬生の最初の5年間で普通の犬が一生かけても持たないほどの辛い時間を過ごしてきたんだから。

スーザンさんは「リトルレッドはいつだってただ愛されたい、静かに過ごしたいと願っている、そんな子でした。」と語ります。

これは去年公開されたリトルレッドや仲間の犬たちの再生のストーリーを描いたドキュメンタリー映画The CHAMPIONSのトレーラーです。

冒頭に登場するのがリトルレッドとスーザンさん。


リトルレッドはいつもかわいい洋服を着せてもらっています。
静かに過ごすことを願うリトルレッドの体の傷跡を隠し、
マイケル・ヴィックの所から保護されたということも人に言う事もなく
おだやかに過ごせるようにというスーザンさんの心遣いです。


「リトルレッド、今度は最初っから優しいおかーさんの所に行きなよー。」

本当だよね。
最後の5年間がおだやかで幸せで心から良かったと思うけれど
次の犬生では最初っから幸せなお家に届けてあげてよね、犬神様。

The FOUND DOGSは今読んでいる最中なんですよ、私。
読み終わったらまた記事にしようと思います。いつのことかなあ(笑)



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