(1)昨日は、本当は、高月の圓通寺の枝垂れ桜を見たいと思って出たのでした。ところが、思わぬ化石が見つかり、14~5㎏もの荷物ができて一瞬躊躇しましたが、化石は壊れないように草をクッションとしてたくさん詰めましたから万全、それで、やっぱりゴーと決めました。
(2)多摩川沿いの山桜はすでに終わっていました。
新緑に 急ぐ勿れの山桜
時刻はすでに1時半を回っていました。
高月へ急いで、それから昼食にしようと思って化石拾いを中断したのですが、ぴかぴか光る新緑の中にちらほらと咲く山桜に、なんとも言えないあわれを感じたので、今日はここで弁当にしました。
弁当といっても、カミさんが近くのパン工場直売で出来立てを買ってきた菓子パンとオレンジです。
なお、オレンジは、外の皮を剥くと、その後は中の皮を剝きません。理由は、一つ一つ剥くのがメンドウだから、というのはかつてのことで、実は中の皮のあの独特の苦さ、これが慣れると美味いんですね。お勧めです。とくに酒飲みはこれをやるべし・・・。まあ、好みですから、リクツはなんとでも付けられるもんです。
食べていると、自転車・ジョギング・のんびり散歩・河川敷での山菜採りなど10人ほどが行き交いしました。
(3)多摩川をさらに遡って、拝島の睦橋付近の桜は満開でした。
睦橋から見ると、桜並木はさらに北の福生の方まで遡上していき、私もわずかに残る後ろ髪を引かれました。しかし、ここは重い荷物を抱えていることを思い出して自粛しました。
(4)睦橋を越えて、秋川べりを高月に急ぎ、圓通寺に着きました。しかし、ザンネン。やはり、先日(No.129)見たのが見納めでした。
葉を貯めし 御身に華を もどさばや
(5)仕方なく帰ることにしました。
秋川べりに出ると、河川敷の菜園の中に、盆栽のような桜がありました。
(6) それから、東秋川橋を渡って秋川を下ると、ハナモモが咲いてました。
後ろの柳の新緑に映えて、通る人ごとに見上げては通って行きました。
右の河川敷には、遠目でも大きめとわかる野蒜があちこちにあり、採っている人がいました。
それから、この秋川あたりにはかんぞうが群生しています。多摩川べりより格段に多いと思いました。
(7) 昨日は、このあと、帰宅して化石の洗浄、どろなわ式の化石の勉強をしたわけです。今日は、昨日の化石採集が、手前に転がり出ていて見つかった化石を拾っただけのものでしたから、少し土を掘って埋まっているのを探し出すこと、藪に入って奥の方を見ること、これを目的として行きました。
このあたりの地層は砂岩です。しかし、見つけた化石は火山性の硬い石質でした。ですから、この化石は上流のどこかから流れついたものだったはずです。そうすると一ヶ所にだけ固まって残るのでなく、流れながら砕けて、砕けたものがたどり着いたところで自然崩壊して、それがあちこちに散らばってあるはずです。そう考えて行ったわけですが、そうしたら、ありました。
でも、そこは明日にしましょう。