朴:あこがれ
(1)「このテレビが壊れたらもう買わない」とカミさんによく言います。
我が家でテレビをつけるのは、第1にニュースを見るため、第2は興味ある番組を見つけたときです。
(2)ニュース番組は、食事時にNHKのを見ることが多いでしょう。
その理由は、民法は、スポンサーに忖度していないといいながら、まずコマーシャルをどう入れるかで忖度しています。
コマーシャルが入ると、話が中断します。そのため、続きを見てもらうために、思わせぶりな中断をさせます。そうすると、話に連続性を持たせる必要が出てきますから、コマーシャルの前後で同じ場面を2回は見せられることになります。おまけに、それがイヤな衝撃的場面だったりすると辟易します。
一言。
最近は、いろいろな意味で視聴者への配慮が乏しいようにおもいます。
自分勝手というか、話し方がうるさいばかりで目的がよくわからない、最新技術を使って画像が落ち着かないものが多い・・・と感じます。
もちろん、うるさい時や嫌な時は消しますが、それまでの間に売らんかなの音声がずいぶん流れます。
たとえば、ひざ・腰・肩などを痛そうにする人をみせて、「これは・・・の不足かも」と恐怖心をあおり、根拠なく買わせようとします。
ほかにも、メシドキに「尿もれ・・・」と突然大きな声でしゃべりだして、挙句に、今から30分間以内に・・・。
そうかと思えば、最初3万円といった値段のものが、女性が「シャチョー」とか言ってねだると、社長が「税込み1万円に値引きする」と・・・。
(3)しかも、これが繰り返し流される・・・。まあ、ある種の公害ですね。
これがイヤな時は消すし、声を小さくするし、壊れたら買わない・・・となります。
ちなみに、最近は大谷翔平さんのブームですが、大谷さんが出ても、我が家ではプロ野球をほとんど見ません(見なくなりました)。とくにメシドキはまず見ません。理由は、ガムをくちゃくちゃとか、挙句にペッとやるからです。
スポーツで、それも自分の仕事場で、まさに醜態。ヒドイことです。
?:昭和記念公園で
(4)ついでにもう一言。
「役者とは、
1.コマーシャルに出て商品の看板持ちをする人のこと、
2.旅番組に出てドサ廻りをする人のこと、
3.バラエティ―番組でお笑い芸人の小銭稼ぎの場を奪う人、
映画が斜陽産業になって、テレビもお決まりのドラマ化して、俳優ではなくなりました。
・・・変わりましたね。
(5)もちろん、NHKを見るからといって、内容がいいからではありません。広告がないから、という程度のこともあります。このごろは、民放と変わらないくらい宣伝もやってますし、視聴率稼ぎのドタバタのバラエティ―番組も多いようです。アナウンサーのスター気取りも甚だしいようです。
それだけでなく、NHKは公共放送と言いながら、いろいろなところでかなり偏向があるのを感じます。これはこれで改善されるべきことですが、最近感じるのは、取材力の低下です。目配りの悪さです。
最近、ある殺人事件がありました。これを報道すること自体は重要と思いますが、しかし、警察が小出しにした犯行手口などの情報を連日事細かに伝達報道するばかりでは、見る側として迷惑です。ブルー・テントに囲まれた同じ事件現場の画像が出て来ると、それだけですぐに消します。
殺人事件や交通事故などを根掘り葉掘り知らせるのではニュースとはいえません。
国民が知っておかなければならないことはあるのではないか。それも緊急性があることがあるのではないか。それに対してるNHKとして国民に知らせたい視点、問うべきところは何か、それをがほとんど感じられません。
(6)このごろは、夜の「ニュース845」を見たあと「ニュース・ウオッチ9」が始まると、見出しを見ただけで消すこと多くなりました。
ただし、ほかの報道番組では苦労している力作があることは見逃せません。この点、いまのテレビが壊れたときどうするか、悩む所です。
うつぎ:庭で
(7)年とってますますやりたいことが多くなりました。理解の面では、むしろ前よりもっと自由に動けるようになりました。
『神足勝記日記』を見ると、神足は、定年後に『回顧録』をまとめ、『神足家系録』をまとめます。いよいよ高齢化して外出が困難になってくると、廊下を何往復もして脚力の補強を心がけます。気概を忘れない人でした。自分もそうありたい。
人には個体差があり、分野にもよるでしょうが、私の分野では、50~60はハナタレ。むしろこれからです。
テレビが、その役割を果たさず、時間つぶしになるだけなら、もう買わない。
「この点」、わが夫婦は意見が一致して仲がいいです。
では。
?:昭和記念公園