昭和記念公園(19日)の朴:やや小ぶりです。
(1)きのうの夜、奥多摩の遭難救助隊が倉戸山で遭難者を救出作業をする番組を見ました。思い出のある山なので、書いておくことにしました。なお、写真は揃いませんでした。
(2)下の地図を見てください。
南に「奥多摩湖」、北〔右上〕に「日原鍾乳洞」、中央に、左から「鷹ノ巣山・水根山・六ツ石山」があり、「倉戸山」は奥多摩湖から北〔上〕に上がったところあります。
(3)この付近のルートを説明しておきましょう。
この付近を上がる人は、一番高い「鷹ノ巣山」を目指す人、東の「六ツ石山」を目指す人でしょう。
登りのルートとしては、大きく次の3つです。
1.北の日原から鷹ノ巣山に上がるルート
このルートは距離が短く(その分、急登ですが)、登りに最適です。ここを登り切れれば、大概の山は大丈夫です。
ただし、崩落のため、上のルートは変わりました。変更後は登ってません。
私は、ここを4回上がりました。一人で2回、友人(一人は中山義秀の孫のAさん、もう一人は宮崎県出身のNさん)を案内して2回です。下りに使ったことはありません。
2.南の奥多摩湖から上るルート
奥多摩湖からは、5ルートがあります。
① 六ツ石山に上がるルート
このルートは、急登ですが、登りながらも登ってからも眺望がよくお勧めです。
私が上った日は、暖かかったとはいえ、まだすこし雪がある時期でした。着くと、小学生くらいの子とその母親とみられる人が食事をしていて、何か事情でもあるのではないかと心配させる雰囲気でした。
下りは奥多摩まで縦走しました。この下りは快適です。
② 水根山に上がるルート
このルートは、小河内ダム脇の水根から水根沢林道を上がるルートですが、時間も長く、沢側に深く切れ込んでいるので、少し注意が必要かもしれません。
なお、樹林帯や沢筋を楽しむにはよいですが、眺望は得られなかったと思います。
なおまた、水根山そのものは通過点のような山なので、ここから鷹ノ巣山へさらに上がるか、六ツ石山へ向かうかのいずれかをたどることになります。
私はここをNさんと下ったほか、カミさんを誘って途中まで歩き、沢の岩場で弁当を食べたことがあります。.
③ 熱海から倉戸山に上がるルート
「熱海」は、その名前のように別荘地のだった?雰囲気ですが、私が訪れた時はすでに廃れていました。この付近は、少し温度が低いですが、湯が沸くことで知られています。
このルートを登りに使ったことはありませんが、倉戸山ー榧ノ木山-鷹ノ巣山とたどるわけです。下りに2回使いました。
そのうちの1回、鷹ノ巣山から下ってくると、下から天女が上がってきました。
もったいないから、詳しいことは書きませんが、
「こういう人がこんなところを上がって来たのか。いや、舞い降りて来たのだろう」
と、まあ、そういういう感じでした。
④ 女の湯〔めのゆ〕からのルートと坂本団地とある方からのルート
私は女の湯から上がりました。坂本からは上ったことがありません。
冒頭のニュースの遭難者は、このルートのいずれかを上がったもののようですが、推定では、坂本団地の方からと思いました。30度くらいの傾斜のところはどこにもあるので、要注意です。
なお、私が女の湯から上がったのは、その名が優雅だからですが、どうも「天女」がそこから来たらしかったからです。
⑤ 峰谷から鷹ノ巣山に上がるルート
鷹ノ巣山に一人で登った時に、急に天候が変わったことがありました。その時に、少し急ですが、最短時間で下れるこのルートを下りました。
なお、降りてからのバスの便少なく、奥多摩湖に架かる峰谷橋まで歩くことになります。上りにつかったっことはありません。
3,東の奥多摩から縦走しながら上がるルート
私は、このルートを載ったことがありません。下りに2回使ったでしょうか。長いですが、多摩の周囲の場を見ながら下れるのでお勧めです。奥多摩から、鷹ノ巣山を経て、西の「雲取山」へ縦走という人もあるようです。
(4)私は、雲取山ー笠取山ー雁坂峠と雁坂峠ー甲武信岳ー国師岳―金峰山―瑞牆山2回に分けて、奥多摩から奥武蔵の山々と山梨方面を縦走したことがあります。実に雄大です。
ちなみに、神足勝記は、雲取山には上がりませんでしたが、雁坂峠を越えました。甲武信岳北の「十文字峠」を越えましたし、金峰山に上がり、瑞牆山と思われる山にも上りました。そして、この一帯の全地形を掴みました。
事故のないようにして、皆さんにも見てほしいと思います。
また脱線しました。ここで。