神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.375 報徳 2

2024-12-25 23:04:11 | 閑話
(1)今日の昼ごろ、月を撮ろうと外に出たところ、雲が広がっていて見えませんでした。残念でしたが、流れる雲のようすが珍しく、しばらく眺めていると1点だけ光って見えました。
 
   

(2)太陽がもう一つあるのかと思って見ていると、しばらくしてリング〔輪〕になっていることに気が付きました。うっすらとですが、輪が見えます。ハロー現象〔日暈:にちうん〕です。ニュースで報じているのを見たことがありますが、実際に見るのは初めてです。

    

(3)どんどん移り変わっていき、このあと消えてゆきました。
   


(4)明日は、No.371に載せた「報徳部落」の碑を見て、「報徳会館」を尋ねてみることにきめて、その準備のために少し猛勉強しました。といっても、日の出町のことが出ていないかを目安にページをめくっただけです。30年近く前に読んだものがひと棚ありましたが、その中で、昨日のNo.374に載せた八木繁樹編著『報徳に生きた人びとー報徳家略伝書抜帳』(総和社、平成6〔1994〕年と『佐々井信太郎 略伝』(一円融合会刊、昭和56〔1981〕年)に注目しました。

(5)結果としては、今日のところは収穫なしでした。
 しかし、若いころに、いずれ「報徳」について何かを考える必要を感じていたことを思い出しましたから、それが収穫といえば収穫でした。
 たとえば、上記の『佐々井信太郎 略伝』(362~3ページ)に次の「報徳経済学研究会名簿一覧表」がありますが、マーカーで印をつけた人びとのうち、政治家や運動家は別としても、近藤康夫・小野武夫・杉村章三郎・大熊信行・上田辰之助・土屋喬雄・稲田正次はについては気になります。ほかにもうっかり忘れている人がいるかもしれません。今日久しぶりに見直しただけですが、確かめないといけないと感じてます。



(6)それから、余談ですが、今年1月に元東京外大名誉教授(ドイツ演劇)の谷川道子さんの訃報が出ました。それによると、谷川さんの夫は元東京学芸大学長の鷲山恭彦さんですが、鷲山さんが喪主となって掛川で葬儀が行われるとのことでした。実は、もう30~40年前のこと、鷲山恭彦さんを別の知人が紹介してくれましたから、すでに仲介者も亡くなり、鷲山さんともそれきりで終わりましたが、記事を見て驚きました。
 一方、今日、上の「一覧表」に鷲山恭平さんというお名前があります。鷲山恭彦さんのお名前とよく似ているので読み直しました。すると、この人は掛川の人でした。
 ということで、このお二人は、名前が似ているというだけでなく、おそらく「恭」の字を継承して名付ける関係にあるのだろうと思ったというわけです。
 いずれ確かめてみたいと思います。 

【コレクション 143 子どもの見た戦争】
 これは、東京公文書館の企画展示の案内パンフです。平成26〔2014〕年、10年前のものです。
 大きさはA4判4㌻で、A3判を二つ折りしてできています。
 内容案内になっている1~3㌻を下に載せます。4㌻は関係資料の案内です。
      1㌻

  
      2㌻


      3㌻ 


  以上です。

  今日はここで。
    
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No.374 報徳 

2024-12-25 00:22:39 | 閑話
(1)今日は世間ではクリスマスです。クリスマスはキリストの生誕を祝う日ですが、クリスチャンであるかないかに関わらず、すっかり年末のお楽しみ会として定着しましたね。我が家でも今日は特別にワインを1本あけました。

(2)おととい届いたde(deutschland〔ドイチュラント〕)という広報メールによると、ドイツでは、8割くらいの人が宗教とはかかわりなくクリスマスのお祝いを自主的にやっているそうです。しかし、この日を教会へ行って祝う人は、コロナ蔓延の前に23.6%でしたが、2022年には15.4%に減少したそうです。(Bundeswehr〔連邦国防〕大学の調査)。多くの人にとっては、まあ、もう習慣化・恒例行事化しています。
 
(3)といって、世界にはそれがそうなっていない異常な国もありますから、先日の被団協のこと、平和の実現のことを忘れないようにしましょう。
 
(4)私は、今日は久しぶりに棚から「報徳」関係のもの取り出して、30年くらい前のことを思い出しながら、見直しました。
 「報徳」というと二宮尊徳をすぐに浮かべますが、そしてそれは間違いではありませんが、明治以降には実に多彩な「報徳家」が見られます。たとえば、八木繁樹編著『報徳に生きた人びとー報徳家略伝書抜帳』(総和社、平成6〔1994〕年)は560㌻に及ぶ大著ですが、ここには76名が集められていて、その中で、割合知られている政治家として岡田良平〔文部大臣〕・一木喜徳郎〔宮内大臣〕・河井弥八〔帝室会計審査局長官〕などがいますし、意外な人としては内村鑑三や柳田国男なども入っています。
 この際ですから、もう1日かけて見直して、26日に日の出町の「報徳会館」へ行ってみたいと考えています。何か出てきたらまた書くことにしましょう。

    
    ロウバイの開花待たれる師走かな

【コレクション 142 人づくり風土記】
 ほのぼのとした絵の楽しいパンフレットです。人が社会の中で生きていることを探り出そうとする視点が、1㌻目の左上に「風土が育んだ人づくりの知恵、集大成」とあり、7㌻の②には「政治・産業・信仰・家庭生活の多彩な場面での人づくり、村づくり、国づくりを徹底発掘!」とあることからも伝わってくるようです。
 しかし、これを見ていて思ったことは、30年前には、地域経済の衰退は江戸期をヒントに立ち返ることができると考えられていた、ところが、その後の都市建設・モータリゼーションと道路網の建設とはそれを不可能にしてしまったのではないか、ということです。そういう意味で、興味深い本なのではないかと思います。

 パンフレットの大きさは、A4判、8㌻です。A4判大4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1ずつを折り込み、できたのものをさらに二つ折りするとできます。
 全体は、
 1㌻ *下に掲載
 2㌻  監修者 牧野昇 三菱総合研究所会長 地域活性化への基調は栄養素
         会田雄次 京都大学名誉教授 人づくりの原点に立ち返る
         大石慎三郎 学習院大学教授 ”地方の時代”を得時に学ぶ
 3~6㌻ 内容紹介 略
 7㌻ 刊行のことば 編纂者 編集の特色 *下に掲載
 8㌻ 刊行案内 *下に掲載 

       1㌻


       7㌻
 

       8㌻


 以上です。
 今日はここで。

    
      今日の朝9時の月
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