今週24日、普段は、東京の外れ武蔵村山で一人暮らしをしている愛息が、久しぶりに帰って来ました。
事前に妻には連絡が来ていて、1日目は焼肉「つる屋」、2日目は酒と肴「尾田」という、店指定の予定を勝手に組んだ上での、わがまま帰省でした。
私もそれに合わせて、24日から3日間の夏季休暇を取りました。
今回の彼は、日中はゴロゴロしたり、自転車で江の島あたりに行ってみたり、暇を持て余しているというより、暇を楽しんでいる風情がありました。
26日の水曜日は、午前に婦人部の練習があったので、妻と一緒に参加し、昼食後、続いて午後も練習に行きました。
3時半か4時頃だったでしょうか。
ゲームをしていて何気なくコートの前の道路を見たら、愛息が自転車に乗って、こちらを見ていたので、
「少し、寄って行ったら?」
と声をかけました。
いつものように立ち去るかな、と思ったら、予想に反して、コートの方に来て、メンバーに声をかけてもらい、挨拶をして、ゲームを見ています。
愛息は、中学校の部活でソフトテニスをやり、高校でもという意思があったのですが、高校の部活の高いレベルと雰囲気に合わずに、1ヶ月で辞めてしまいました。
それから何度か、一緒にボールを打つ機会がありましたが、自分の思うように打てないもどかしさを持て余し、短時間で、やめてしまうことばかり。
その後は、遠慮がちに声をかけても嫌がるようになり、私もすっかり諦めていました。
妻が
「少し、やっていったら?」
と声をかけると、
「うん」
ラケットを握り、ボールをポンポンつき始めたので、ビックリ。
ジーンズとサンダルという格好だったので、すぐ家に戻って、ハーフパンツとソックスとテニスシューズを取って来ました。
面倒くさいとか言いながらも着替えて、愛息は3年ぶり(?)にコートに立ちました。
ショート乱打からやろうと思ったら、彼は、クロスでファーストサービスを打ち始めたので、私はレシーブを。
最初は、無謀にも速いボールを打とうとして、真ん中に当たらず、ネット下段やベースラインまで飛んできましたが、声をかけながら続けていると、不思議なことに確率が上がって来ます。
時折、センターにワイドにいいボールが打ち込まれ、私が返せないことも。
そのうち、私が返したボールを、彼が打ち返してきますが、これがまた、スピードボールを打とうとするから入らない(笑!)
もともとフォアは握りが薄く、テークバックで少し面が上を向き、当たりが厚いフォームなので、反応が鈍くてテークバックが遅れると、ネットか大アウト。
続けていくうちに、何とか真ん中に当たるんですねェ・・・。
でも、
「こんなことがあっていいのか?」
愛息がテニスをすることなど、まして一緒にテニスをすることなんて、もうすっかり諦めていた私は、最初は、いまここで起きていることに半信半疑。
他のメンバーが帰り、いつの間にか親子3人だけになりました。
羨ましかろうと、途中で妻と交代。
妻も、大声をあげながらボールを追いかけ、嬉しそうです。
カメラを持っていたので、サービスを連写で撮影。
5分ぐらいの休憩を挟んで、また私と愛息がコートに立ちます。
「今度は、ストロークやろうか。」
ストレートでショート乱打から。
なかなか縦面が使えず、最初はバラバラ。
それでも、少しずつ力を抜こうとしていて、段々柔らかいボールも見られるようになりました。
バックハンドも下から上にスイングできるようになったところで、妻と交代。
ひとしきりショート乱打をやった後に、ゆっくりゆっくり、長い距離で打ち合います。
ショート乱打を始めたときは、8割がたスライスになっていたけれど、何とかまがりなりにも、フラットで当たったきれいな順回転のボールが飛んで来るようになりました。
「こんなことがあるんだ。」
情けなくも馬鹿な親父は、愛息とボールを打ち合っている現実に戸惑いながらも、久しぶりの幸福感にたゆたうのでした。
時間にして、1時間半から2時間弱といったところ。
こんなに長い時間、愛息がテニスをやったのは、高1の4月以来だから、7年振り。
「向こうに戻ったら、毎週できないからなァ。」
毎週? そんな台詞が出るなんて、どれだけ楽しんでくれたのでしょう!
帰宅して、ビールを呑みながら話していると
「俺さ、松岡選手が子供を教えるテレビ番組を見ると、テニスやりたくなるんだよねぇ。」
「へーっ、そうだったんだ。」
それを聞いていた愛娘が、
「あっ、夏休み中に1回は浜砂に行こう(テニスをしよう)と思ってのに!」
「おいおい、そんな大事なことを忘れるなよ~。」
もう、何がどうでもこうでもいい。
このまま死んでもいいや。
きょうという日は、何て嬉しく素晴らしい一日だったことか!
これで心置きなくOPに臨めます。
追伸
どなたか、武蔵村山の近くで、平日に、初心者レベルでも気軽にソフトテニスができるクラブをご存知でしたら、教えてくださいね。
事前に妻には連絡が来ていて、1日目は焼肉「つる屋」、2日目は酒と肴「尾田」という、店指定の予定を勝手に組んだ上での、わがまま帰省でした。
私もそれに合わせて、24日から3日間の夏季休暇を取りました。
今回の彼は、日中はゴロゴロしたり、自転車で江の島あたりに行ってみたり、暇を持て余しているというより、暇を楽しんでいる風情がありました。
26日の水曜日は、午前に婦人部の練習があったので、妻と一緒に参加し、昼食後、続いて午後も練習に行きました。
3時半か4時頃だったでしょうか。
ゲームをしていて何気なくコートの前の道路を見たら、愛息が自転車に乗って、こちらを見ていたので、
「少し、寄って行ったら?」
と声をかけました。
いつものように立ち去るかな、と思ったら、予想に反して、コートの方に来て、メンバーに声をかけてもらい、挨拶をして、ゲームを見ています。
愛息は、中学校の部活でソフトテニスをやり、高校でもという意思があったのですが、高校の部活の高いレベルと雰囲気に合わずに、1ヶ月で辞めてしまいました。
それから何度か、一緒にボールを打つ機会がありましたが、自分の思うように打てないもどかしさを持て余し、短時間で、やめてしまうことばかり。
その後は、遠慮がちに声をかけても嫌がるようになり、私もすっかり諦めていました。
妻が
「少し、やっていったら?」
と声をかけると、
「うん」
ラケットを握り、ボールをポンポンつき始めたので、ビックリ。
ジーンズとサンダルという格好だったので、すぐ家に戻って、ハーフパンツとソックスとテニスシューズを取って来ました。
面倒くさいとか言いながらも着替えて、愛息は3年ぶり(?)にコートに立ちました。
ショート乱打からやろうと思ったら、彼は、クロスでファーストサービスを打ち始めたので、私はレシーブを。
最初は、無謀にも速いボールを打とうとして、真ん中に当たらず、ネット下段やベースラインまで飛んできましたが、声をかけながら続けていると、不思議なことに確率が上がって来ます。
時折、センターにワイドにいいボールが打ち込まれ、私が返せないことも。
そのうち、私が返したボールを、彼が打ち返してきますが、これがまた、スピードボールを打とうとするから入らない(笑!)
もともとフォアは握りが薄く、テークバックで少し面が上を向き、当たりが厚いフォームなので、反応が鈍くてテークバックが遅れると、ネットか大アウト。
続けていくうちに、何とか真ん中に当たるんですねェ・・・。
でも、
「こんなことがあっていいのか?」
愛息がテニスをすることなど、まして一緒にテニスをすることなんて、もうすっかり諦めていた私は、最初は、いまここで起きていることに半信半疑。
他のメンバーが帰り、いつの間にか親子3人だけになりました。
羨ましかろうと、途中で妻と交代。
妻も、大声をあげながらボールを追いかけ、嬉しそうです。
カメラを持っていたので、サービスを連写で撮影。
5分ぐらいの休憩を挟んで、また私と愛息がコートに立ちます。
「今度は、ストロークやろうか。」
ストレートでショート乱打から。
なかなか縦面が使えず、最初はバラバラ。
それでも、少しずつ力を抜こうとしていて、段々柔らかいボールも見られるようになりました。
バックハンドも下から上にスイングできるようになったところで、妻と交代。
ひとしきりショート乱打をやった後に、ゆっくりゆっくり、長い距離で打ち合います。
ショート乱打を始めたときは、8割がたスライスになっていたけれど、何とかまがりなりにも、フラットで当たったきれいな順回転のボールが飛んで来るようになりました。
「こんなことがあるんだ。」
情けなくも馬鹿な親父は、愛息とボールを打ち合っている現実に戸惑いながらも、久しぶりの幸福感にたゆたうのでした。
時間にして、1時間半から2時間弱といったところ。
こんなに長い時間、愛息がテニスをやったのは、高1の4月以来だから、7年振り。
「向こうに戻ったら、毎週できないからなァ。」
毎週? そんな台詞が出るなんて、どれだけ楽しんでくれたのでしょう!
帰宅して、ビールを呑みながら話していると
「俺さ、松岡選手が子供を教えるテレビ番組を見ると、テニスやりたくなるんだよねぇ。」
「へーっ、そうだったんだ。」
それを聞いていた愛娘が、
「あっ、夏休み中に1回は浜砂に行こう(テニスをしよう)と思ってのに!」
「おいおい、そんな大事なことを忘れるなよ~。」
もう、何がどうでもこうでもいい。
このまま死んでもいいや。
きょうという日は、何て嬉しく素晴らしい一日だったことか!
これで心置きなくOPに臨めます。
追伸
どなたか、武蔵村山の近くで、平日に、初心者レベルでも気軽にソフトテニスができるクラブをご存知でしたら、教えてくださいね。
どこで練習してるかとかは全くわかりませんが、よろしければ探してみてください。
かわいがっている大切な息子。
他人の息子についていう
kっさん、元気だよね?
長男には何も伝えてないけれど、そうかも知れません。
soft-tennis-bossさん。
是非ぜひ、ご家族でテニスをなさってください。お父様がご健在なら、なおさらです。
健志台さん。
これからまた、どうなるかわかりませんが、仰るとおり、「家族でゲーム」が次の夢ですね。
心中をお察し申し上げます。
ご子息の優しさに、ご家族の絆を見させていただきました。素晴らしい、お父様を中心にしたご家族ですね。OP後は、ご家族でゲームが楽しみですね。続報をお待ちしてしております。
ブログは拝見していたのですが、
初コメントです
とっても良いお話ですね
羨ましいです
幸せな夏休み・・
私の長男も高校で辞めてしまいました
たまに「やりたいなあ」と話しています
これまでは聞き流していたのですけど
是非、打ってみたい気持ちになりました
帰省したら、70過ぎた父とも
ありがとうございました
頑張れ!takaさん!