テニスには関係ない話ですが、先週は母の日でした。
その前日に仕事から帰宅すると、妻が
「父さん、父さん!」
と言いながら、ベランダ側のカーテンを開けました。
外を見ると、赤いカーネーションの鉢植えがありました。
子供たちが微妙な年頃に入る頃から、もうここ何年も、母の日のカーネーションは私が買うものだけでした。
ある年の母の日に、いつものようにカーネーションを買っていくと
「母の日だから貰うのは嬉しいけど、、父さんからはもういいよ。」
それから、私は買うことをやめました。
「あれっ? これどうしたの?」
「T郎が送ってくれたの。」
2年前に独立し、東京の外れで一人暮らしをしている愛息が、それこそ何年ぶりかに、そして初めて自身の手で、母親にカーネーションを送ってくれたのでした。
まだまだ幼く自分のことで精一杯で、他人のことを思いやることもできない・・・
そう思っていた子が、
「少しは大人になったのよ。」
「そうかな、そうだといいね。」
ささやかに妻と乾杯。
「お前、よかったねぇ・・・。」
その前日に仕事から帰宅すると、妻が
「父さん、父さん!」
と言いながら、ベランダ側のカーテンを開けました。
外を見ると、赤いカーネーションの鉢植えがありました。
子供たちが微妙な年頃に入る頃から、もうここ何年も、母の日のカーネーションは私が買うものだけでした。
ある年の母の日に、いつものようにカーネーションを買っていくと
「母の日だから貰うのは嬉しいけど、、父さんからはもういいよ。」
それから、私は買うことをやめました。
「あれっ? これどうしたの?」
「T郎が送ってくれたの。」
2年前に独立し、東京の外れで一人暮らしをしている愛息が、それこそ何年ぶりかに、そして初めて自身の手で、母親にカーネーションを送ってくれたのでした。
まだまだ幼く自分のことで精一杯で、他人のことを思いやることもできない・・・
そう思っていた子が、
「少しは大人になったのよ。」
「そうかな、そうだといいね。」
ささやかに妻と乾杯。
「お前、よかったねぇ・・・。」