■ソフトテニス界のオグシオ“キヨエリ”です
□花の命は短くて・・・“実業団25歳定年制”
□10年アジア大会“金”獲らなきゃ悔い残る
こんな見出しがスポーツニッポン紙の裏一面に躍ったのは、先週の土曜日でした。
他のサイトでも取り上げられているように、大きなインパクトがあったことは確かです。
概要を掲載しますが、個人的には、いくつか考えさせられる文言があります。
でも、ソフトテニス界も少しずつ変化していくようです。
さて、上原・平田、長・緒方に続くのは誰かな?
○将来嘱望のペア ジャンク出演
身長1メートル67の平田が前衛で落差のあるボレーを決めれば、1メートル49の後衛・上原が鋭いスイングのストロークで相手を翻ろう。
「オグシオ」ならぬ「キヨエリ」は、ソフトテニス界きってのアイドルペアだ。
「(上原は)球もちがいい。しっかりラリーしてくれるし、速い球を打ってくれる」
「(平田は)試合中に精神的に落ちた時に励ましてくれるし、一緒に組んでいて安心感がある」
昨春からペアを結成、5月の世界選手権国内予選で優勝し、9月の世界選手権に出場。
平田は12月にフジテレビの番組「ジャンクSPORTS」に出演するなど認知度を高めてきた。
○清く正しく強く 経理課で勤務
年頃の2人だが、髪型は黒髪のショートカット。ピアスも茶髪も、おしゃれもない。
元全日本監督の大野美紗子監督は
「中学生の模範となるような格好をしなければならない」
と厳しくしつけている。
「実業団選手」としての女子選手の寿命は短い。
高卒で入社した場合は“25歳定年”をする選手も多い。
日本ソフトテニス連盟は将来的に五輪種目入りを目指しており、現段階で最も脚光を浴びる国際大会、2010年のアジア競技大会(中国・広州)での金メダル獲得を期待している。
笠井達夫専務理事は
「金メダルを持って帰ってくれる選手だと思う」
と次代の担い手に指名した。
平田も全日本選手権制覇、そして2010年の金メダルを見据えている。
「2年後に頂点に立たない限り悔いが残る。それは嫌なので、一度頂点に立ってから(競技を)引退したい」
花の命が短いことは分かっている。だからこそ清く正しく、強く。
(紙面編集:安藤 武志氏)