復帰漸進

早いもので、入院、手術から3ヶ月が過ぎた。
何とか日常生活には支障がないレベルに回復してきたことを考えるにつけ、身体が持っている自己修復力の凄さを実感する。

テニスも、短い時間だけど1月末から乱打を始めた。
素早く動くことができないやら、感覚が戻らないやらで、真ん中に当たらず歯痒いが、ボールを打てること自体が嬉しい。

そんな中、今月上旬には前職での取引先の仲間、20日には前職での上司と同僚、そして昨日はテニス仲間が、呑み復帰を祝ってくれた。
本当にありがたいこと。
まだ量は復帰とはいかないが、とりあえず友人たちと呑みの席を囲めるようになったことも、また嬉しい。

さあ、残すは仕事復帰、社会復帰だ。

「ファイト！」

突然の発症、救急搬送、入院、緊急手術。
思い当たる原因は、間違いなくただ一つ。
これまでの１年半を振り返り、これから先に目を向ける。

これまで何度も、自ら選択し行動してきた。
結果はいろいろ。
ただ、もうこのままではいられない。
そしてまた新たな選択を決断し、新たな道を歩き始めた。

こんな歌がある。「ファイト！」
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暗い水の流れに打たれながら　魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ　流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて　そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない　それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて　あいつは海になりました

ファイト！　闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト！　冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

（中略）

ああ　小魚たちの群れきらきらと　海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を　身をよじってほどいてゆく

ファイト！　闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト！　冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
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この唄、オリジナルは中島みゆきだが、早々とまた一歩踏み出しちまったいまの私には、拓郎の歌が沁みる。
http://www.youtube.com/watch?v=gukuCBEXwP0

個人的には、次の動画の 11:17ぐらいからのバージョンの方が心を揺さぶられる。
http://www.youtube.com/watch?v=L557Ox67wKM

世の中こんなもの

入院・手術という目にあって、さあきょうから復帰だと出社したとたん、次の趣旨で退職勧奨が行われた。

・病気がいつ再発するかわからず、会社としては不安だ
・システムや規程など本来は必要なんだろうが、会社の現状ではいますぐ必要ということではない
・となると現時点で、あなたにやってもらう仕事はない

まさか復帰初日に、会社からこんな無慈悲な意向を告げられるとは思いもよらなかった。
とりあえず自宅待機だって。