私が小学校4年生くらいの時、父がアップライトのピアノを買ってくれ、姉とピアノの稽古を始めました。近くの中年の男の先生のピアノ教室に入りました。
バイエルからソナチネ、ツエルニー、ハノン、ソナタ…と順々に稽古したものです。毎年発表会がありますが、それはちょっと辛かったです。
結局私はピアノが好きで高校卒業まで続けました。母がモーツアルトが好きで「トルコ行進曲」を何回も聞かせてくれと頼まれたこともありました。
父はテープレコーダーを買ってくれ、演奏を吹き込んだりしていました。そのテープを最近CDにして聞いてみましたら結構上手に弾けていました。
前にブログ(2021/3/18)でも書いたと思いますが。モーツアルト「トルコ行進曲」ショパンの「華麗なる円舞曲」メンデルゾーンの「ロンド・カプリチオーソ」ウェーバーの「舞踏会えの勧誘」など。
結婚するときも嫁入り道具として持ってきたピアノです。私が60歳くらいまでは結構弾いていましたが、その後は徐々に弾かずのピアノになってしまいました。
そのうち鍵盤を押しても戻らないものが多くなり、音が出ない鍵盤が沢山あったりで、音は狂いに狂ってしまいました。
ヤマハで調律を頼みましたら、これを直すのには費用がすごくかかるので、それなら今風の電子ピアノを買われた方が良いですよと さじを投げられました。
今から練習しても昔のように指も動かないだろうし、音符も目で追えないだろうと、結局年寄りのお遊びでしかないと思い、電子ピアノを買うなんて贅沢と思っています。
約70年もお世話になったピアノ、私を楽しませ、慰めてくれたピアノ・・・亡き父や母に感謝をしてサヨナラすることにします。
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