宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

熱海で、傘寿祝い

2024-10-02 08:20:49 | 日記
小学校からの友人3人組で熱海に行きました。今年は皆傘寿なのでその祝いも兼ねての一泊旅です。
まずMOA美術館へ。エスカレーターを何台か上っていき展示室へ。まず秀吉の【黄金の茶室】を見てから、今回は”明治の蒔絵”の展示でした。金粉や銀粉を蒔き付けて装飾を施す技法、明治になると殖産興業の一環として優れた蒔絵作品がでました。硯箱や卓、菓子器などが展示されていました。
ホテルではウン十年ぶりで、温水プールで泳ぎ…と言っても私は水中ウォーキングの方が多かったです。

次の日は海を眺めながらの朝湯のつかり、「起雲閣」を見学。お庭をぐるりとめぐらして建物があり、ボランティアの説明を伺いながら幾部屋もめぐりました。洋室もとても凝った造りでした。明治の文豪たちが執筆のため訪れたという由緒ある部屋も幾部屋もありました。


そこから近くの【山口美術館】はこじんまりとした建物ですが西洋・日本の絵画が並んでいます。上村松園、伊東信水、鏑木清方の美人画はすてきです。
そこではレプリカですが名碗でお薄が頂けます。私は清水卯一作の油滴のお茶碗を、友人は秀吉が好んだ黄金の茶碗を選びました。
油滴の平茶碗は抹茶の緑色が映え美味しく、このようなお茶碗で頂け感激しました。
黄金の茶碗を持たせてもらいましたが重いです。500gはあるもので、熱いので出し帛紗の載せられていましたが、飲み口は薄い作りで飲みやすかったとのことです。

こうして傘寿を三人で祝うことが出来幸せな旅でした。
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