朝日新聞の「日曜に想う」の欄1/10に吉屋信子の俳句が載っていました。
”初暦 知らぬ月日は 美しく”
「初暦」とは年があらたまって使うカレンダーのこと。
どういう年になるか全く知らないからこそまっさらで美しい!
しかしその美しさは一方で「知らないだけ」という恐ろしさを秘めている。
去年はそれを痛切に思わせる年となった。誰がこのような「禍」を知り得たであろう。
昨年1月の頃、私たちは新しいカレンダーを見てそんな気分でしたね。
未来が分からないところが美しい…誰でも希望や明るさ、美しさ等を期待する。
しかし、今年の「初暦」はどうでしょう。一年が一覧できるカレンダーを見ると、
依然コロナが蔓延していて、自由に生活が出来ないし、いろいろと制限を課せられています。そのために経済的に大変な方が増えています。
収束に向かうのか、それともこの状態が続くのか、社会はどうなるのか、経済は立ち直れるのか、オリンピックはどうなるのか・・・・
知らぬ月日は不安だらけ・・・の今年です。
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