
今日の稽古ではこの軸を掛けました。茶掛けとしてはあまり絵のものは掛けませんが時期なので。
今NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」をしているので、この「鉢の木」のストーリが北条家にかかわっているのでよいかしらと思いました。
大河では2代の義時が主人公ですが、この軸に出てくるのは5代時頼です。
執権職を辞して旅僧の姿で各地を行脚していた時頼の話です。栃木の或る武士の家に単なる旅僧として泊めてもらう事になりました。そこは貧乏な家にもかかわらず鉢に植えていた松・桜・梅を鉈で切って火にくべ暖かくして もてなしをしました。時頼はその心にいたく感動しました
その貧乏な武士・佐野源左衛門は時の執権北条氏を信じて日頃から弓の手入れ、馬の世話をしていて、いざというときにはすぐ鎌倉に はせ参じようとしていたのです。
後に時頼は源左衛門を呼び、礼として松井田荘・梅田荘荘・桜井荘を与えたという話です。
ちなみにこの絵を描いたのは野田九甫です。
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