10年前母が亡くなり、姉と二人で実家の片づけをしました。
その時私たちが昔テープレコーダーに吹き込んでいたピアノ演奏のテープがありました。カセットテープ時代より古いリールテープです。
捨てるのももったいなく いつかは聴いてみたいと取っておきました。しかしそれを聴くレコーダーも今やありませんのでずっと引き出しの中に眠っていました。
レコードやテープをCDにしてくれるところが近所にあり、思い切って頼みました。
「えつ、このテープですか?」とご主人。「テープが古いからくっついてしまっているかも‥」と言われましたが、それを丁寧にはがしてCDにしてもらえました。
テープは5本、姉と私の演奏が入っています。それを姉には2枚のCDに、私は4枚のCDにしてくれました。
早速聴いてみましたが自分でいうのもおかしいですが、とても上手な演奏でした。
ウエーバー「舞踏会への招待」ショパン「華麗なる円舞曲」あとモーツアルト「トルコ行進曲」「ソナタ10番」「乙女の祈り」
メンデルスゾーン「ロンドカプリティオーソ」のほか、歌もはいっていました。
そして各演奏の後に吹き込んだ日と曲名を言っています。吹き込んだのは1962年、16歳の頃のもの。
その声の若いこと!今の低い声とは全く違います。
結構頑張って練習をしていたのだなーと、若いって素晴らしいと思いました。
姉にもCDを送りました。どんな感想がかえってくるか楽しみです。
当時弾いていたピアノは我が家にありますが、調律もしていなかったせいで音は狂い、キーが戻らない鍵もあります。
私はもう何年も弾いていないのでもう弾くことはありません。
私共のところにも、八ミリフィルムに収まった懐かしいものがたくさんありますが、見ることもできません。
DVDにしてもらおうと思ってはいても、何となく忘れております。
お陰様で、思いだしました。
今度は忘れずに頼むとしましょう。
ありがとうございました。
古い映画もテープですものね。