宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

道学実

2017-08-17 10:32:29 | 茶道
茶道の稽古は「道」「学」「実」を学ぶことにあります。

普段の稽古では「実」の点前の稽古が中心で、点前順序やきれいな所作などを学びます。
その日に使った軸、花・茶入、茶碗などの道具の説明も合間合間にしますが、なかなか深い説明はできない状況です。稽古場では限界があります。

「学」は教養として自分で求めていかなければならないと思います。
本を読んだり、茶道具の展覧会に行ったり、茶会に出かけたり・・・
初心者からそれを要求しても無理ですが、《四ケ伝》を学び始めるころからは茶道にも興味が深まってきますのでどんどん知識を求めていったらと思います。
知識を学んでいくうちに何となく自信がついてくると思います。近頃の茶道検定もこうしたことを踏まえてできたと思います。
茶会に出かけると色々なお道具を拝見でき、またご亭主と名正客との会話からも話題の選び方・話のトーン・間合いなど会話術を学べます。

「道」は茶道を稽古していくうちに、もてなしの心、もてなされる心、相手を思いやる心、自分を律する心など精神面が養われることが期待されます。

普段の稽古でもいろいろ私が学んだことを生徒さんに伝えていきたいです。
この夏休みの間に茶道書を新しく読んだり、読み返したりしました。「こういうことは茶の教養としてお伝えしたいな」と思う事柄が沢山出てきました。

理論武装が少しでもできれば生徒さんも徐々に自信が出てくるのでは・・・と希望しています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お盆 | トップ | 幽霊画展 全生庵 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

茶道」カテゴリの最新記事