久振りの晴れた秋の日、主人と千葉まで鈴木春信の浮世絵をたくさん見てきました。
我が家から約、小2時間かかりました。千葉は やはり遠い!
春信は錦絵創始期の第一人者と言われる浮世絵師です。歌麿の美人画とちょっと違って春信の美人は顔が丸っこくてかわいい表情で、私は好きです。
ボストン美術館は質・量ともに最高の春信コレクションを持っています。
《絵暦》といって絵でその年の何月か分かるというカレンダーのようなものを交換することが流行っていたそうです。絵の中の着物の柄や、ひだ、いろいろな小道具の中に数字や、干支など文字が隠れていて、なかなか読み取るのが難しいかったです。
また《見立て》といって例えば上記のチラシの絵《八つ橋の男女》は在原業平の杜若を表す・・・といったものです。
歴史や昔の話・和歌などを知っていなければわからない判じ物…の絵が。江戸の人はそういう高度の洒落が分かっていたのですね。
あと、日常の庶民の生活の様子、風俗、習慣、行事を表した絵もあります。
とにかく100点以上もあるので十分楽しめました。
主人にとっては久し振りの遠出、しかし前に何度も来たことがある美術館なので乗り換え・バス乗り場、道順などしっかり覚えていて、方向音痴の私は単に付き添いに徹しました。
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