桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

『周辺整備と内装工事』

2015年02月19日 16時57分47秒 | 拠点づくり

今日の天候は不順で晴、曇、雨、霙、霰、雪と目まぐるしい変化をみせた。折角の作業日なのに

調子を狂わす天気の中、外作業のメンバーはヌカルミ対策、材料の整頓などに精を出しご苦労の

一日となった。一方の内装工事部隊は土台作り、床張りの段取りを進め夕方まで創作室の床下地、

研修室の土台まで作ることができた。次回は研修室にも床下地としてのコンパネを張ることが出

来るのでいよいよ壁の作業になるが未だどんな材料にするのか思案中。

板間となる部屋の壁には断熱材を入れこんであるので夏場のトタンから来る暑さ防止に威力を発

揮する。

 

 


『自主的作業』

2015年02月18日 17時24分34秒 | 日記

所属員の私が言うのはおかしいが桑炭会の人はよく動く人が多い。炭材になる木を伐採し

て直ぐに運搬できるように大仕事を準備したり、作業日でもない日に拠点の内装工事をコ

ツコツとしたりと色々な場面で『自主』を目にする。それでいて何事もなかったかのよう

な振る舞いだから、注視しなければ気付かない。

これは発足当時からの積み重ねた何かが基盤になり、ごく自然な行いとして現れているの

だと思う。余り役に立つことは少ないが、私もできる時にはやってみようという気にさせ

る不思議な力を秘めている。

昨日までは当番でバタバタとしていた炭小屋は、煙もなく静かで何事もなかったかのよう

な顔をしていた。明日は床張りのための工事が予定されている。


『炭焼き6日目、1日長い炭焼き』

2015年02月17日 18時01分50秒 | 活動報告

朝の時点で中の煙突の煙は目視は出来ないが外の煙突では未だいい勢いで噴出している。6時には

255℃、9時には275℃と上昇している。11時には目的の300℃と二アリーイコールの295℃とな

り通風口を全開にして精錬を始める。後は煙の状態と煙突の縁が白くなるのを待つだけとなり温度

推移のみに注意を払う。ところが今回は窯が臍を曲げてしまったらしく結局、5時に内部に溜まっ

ているガスを燃焼させる作業と随分待たされた。30分ほどしてから煙突を閉鎖し今回の炭焼き作

業を終了した。

炭木に着火してから3晩経過した時点で消火作業となるのが正しいのに、スタート時点を誤っていた

ため実際には4晩経過後となり1日長くかかって消火となってしまった。こうした回り道は吉と出る

のか凶と出るのか窯出しをしてみないと分からないが、過去のデータから大きなダメージはないと

思われる。

              朝、煙は見えない

           朝、外の煙突では未だ勢いがいい

             通風口を全開する前、煙は薄青

             通風口閉鎖のガス抜き作業中


『炭焼き5日目』

2015年02月16日 16時16分40秒 | 活動報告

昨日の温度急上昇対策が功を奏して朝の温度は190℃台をキープした状態で、これからは逆

に緩やかな上昇にもっていくため、煙突の遮蔽を通常の竹棒に戻し通風口を少し開ける。

温度の流れ、煙の色具合を分析の結果、明日の朝300℃前後に持っていけるようにすること

とした。窯温度を自由自在に操つることができるならばもう少し楽になるのだが・・・

明日は、いよいよ決戦のフィナーレ、消火作業が待っている。

 


『炭焼き4日目、温度急上昇対策』

2015年02月15日 17時39分12秒 | 活動報告

小屋手前のカーブを曲がると、いつもはふわふわと上がっている煙が谷間に淀みかかるように

なっていた。いつもと風向きが逆であることに加えさほど強い風でなかったためである。

小屋の中は先が見えないほど煙に占領されていた。

昨夕、急激な温度上昇を避けようと通風口を調整していたのに朝一は170℃、9時には190℃と

通風口での調整は効き目がないため、煙突出口を調整。いつもは竹や棒を置いて調整するが、

今回は板切れを置き、より強力な調整をすることにした。その甲斐があり驚異的な結果を得て

いる。17時現在、190℃をキープ。この調子で明朝200℃にしてやれば炭木に点火してから

3晩を経過するのでマニュアル通りのタイムスケジュールになる。

 

天気予報では温かいと言っていたが炭小屋に行くと水溜りは氷が張り、ヌカルミの場所も冷え

冷えとしていた。

            昼前には煙の滞留はなくなった