冷えると思いながら起きてみると再び雪に覆われた世界、外気は真冬並みになったからといって
炭焼き中の窯も寒がっているのではなかろうが、着火したであろう状態だから少しは心配する。
しかし窯はそんなこと些かも心配無用と白い煙を吐き出していた。
立春が過ぎ大地は春の準備をしているのか寒かった割には雪の消え方は速かった。
昨晩、焚口を閉鎖、通風口の調整で窯の温度は80℃前後をキープしており順調、明日中には200
℃を目指して上昇していくものと思われる。
冷えると思いながら起きてみると再び雪に覆われた世界、外気は真冬並みになったからといって
炭焼き中の窯も寒がっているのではなかろうが、着火したであろう状態だから少しは心配する。
しかし窯はそんなこと些かも心配無用と白い煙を吐き出していた。
立春が過ぎ大地は春の準備をしているのか寒かった割には雪の消え方は速かった。
昨晩、焚口を閉鎖、通風口の調整で窯の温度は80℃前後をキープしており順調、明日中には200
℃を目指して上昇していくものと思われる。
今朝も白いものが薄っすらと覆い寒気に身を細めながら炭窯に向かう。早起きの師匠は既に
お出かけになり78℃の測定記録が残されていた。これから明日にかけては炭木への着火の
為の管理をしていく(焚き木の追加、焚き木終了)
朝方の外の煙突から出る煙は灰色気味の重いものだったが、夕方は重さが取れた感じのもの
になっていた。中の煙突は変化の様子がもっと顕著に現われている。朝方のものは煙の奥は
見えないが夕方には透けて見えるようになっていた。
今晩は通風口を半分くらい閉鎖した状態で過ごさせ、明日には焚口閉鎖に持っていきたい。
(お師匠さんの話)
朝方の煙
夕方の煙
朝方の煙
夕方は透けている、電気が使えるようになっている
桑炭会の炭焼きは木出し、窯立て、出荷などは全体で行うが焼く部分は桑並地区を上地区、
中地区、下地区に分けた藩が持ち回りで行っている。ここで藩としているのは各地区には
匠がおられ確立された技量により肝心な処も任されているから『班』とは異なると自負し
ている。
昨日、点火し窯の中は順調に燃えているが煙突に蓋をしているため外の煙突には煙の出方
が少なく、遠くからだと炭焼きをしているようには見えない。今日は窯の中の温度を上げ
るだけ、しかも未だ時間経過は少ないから温度を計測しても無駄と思いつつ、夕方に計っ
てみたら57℃だった。
先日焼きあがった窯の中にある樫炭を取り出し新たな炭焼きの準備を開始。前回の残りに
加えて伐採済みの材料を運び込み1窯分を調達できた。こちらの作業は慣れたものだから
テキパキと進められる。取り出した木炭は約300Kgと以前の窯よりも歩がいいようだ。
そして注文が来ている樫炭、次の窯立てを行いまた炭焼きが始まった。
一方、外壁工事は残りのトタン張りを進め炭小屋側、道路側上部の三角エリアを張り外壁
作業は終了することができた。今回の事業全体のうち、『夢ファクトリー事業』に該当す
る工事は3月末までに目途をつけ、それに伴う事業の立ち上げの第1号としてシイタケ栽培
に関する事業の準備に取り掛かる事になりそう。
外壁のトタン張りを終了
薪割り作業
障壁づくり
炭焼き開始
新しい窯になって2度目の炭焼きを行った。1回目と大きな違いは炭木に着火した後、全体に
火が回り窯内温度が上昇してタイミングでほぼ1日遅い。全体的に焚き木を入れて炊いている
感じでは旧窯よりよく燃えるようだ。使う生木、焚き木、窯の状態などで左右されるだろう
から、これから何度も炭焼きをして、こうしたデータとの関連が分かるのかもしれない。
桑炭会にはこうしたデータを採取する習慣があり、都度触れている。データを記しておけば
窯の様子を見に来た人との『物言わぬコミュニケーション』になる。