早春 俳人永尾宋斤

祖父で「早春」を大正15年2月に主宰・創刊した永尾宋斤の俳句・俳語・俳画などからひもといています

宋斤の俳句 「早春」昭和二年二月 第三巻二号 俳句

2020-06-12 | 宋斤の俳句を大正十五年「早春」創刊〜昭和十九年休刊までひもとく
しら梅のその花びらを極め見ぬ 

さしのぞく谷の朝日の梅の花

早春社 正月本会 曽根崎露天神社

枯艸に消ゆる雪にて臼の音

正月のぬくき水仙葉のほこり

早春社 神戸東例会
冬の川町になりつゝ燈の高し

早春社 尼崎例会
時雨寺裸の桐の五六本

北風のすさびながらも崖日南

早春社 安治川例会
廣縁に残菊のかげ全けれ

打出句会
冬ざれの中に波すや鶏の水

金沢の沖村汪洋君来訪小集
落し水柳の岸を濁しけり

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