富山きのこクラブの皆様
今日は良い天気で…有峰林道の開通日でした。伊藤家では例年、粕漬け用のウドの若芽を求めて…有給休暇を取って…出かけます。
出発は…スロー。現地に着くと、人・人・人…今年は1週間ほど山菜の成長が速いようで…ことごとく先客に取り尽されていました。
落胆にくれてふと目をやると…
アミガサタケの仲間が数本
それでは、シャグマモ出ているかと探索を開始すると…
テンガイカブリタケ
これは確か…弘明さんが2005年に称名滝の付近で初めて採取されたはずです。
ナラタケ
ヌメリツバタケモドキ
このデザートは伊藤家では不評でありました。
ベニカノアシタケ?
小さくてよく見えないけれども、美しいきのこです。
カバイロチャワンタケ
シロヒナノチャワンタケ
ウドの若芽の根元に転がっていました。2重の喜び…
コガネカレバタケ
思いもかけずアミガサタケの仲間が見られたので、きのこ探しにモードがチェンジしてしまい、砥谷半島を一周してきました。
砥谷半島から有峰湖を望む
マツオウジ
結局、半島では期待していたほどのきのこには出会えませんでした。ウドを探しながら歩き回ったほうが、いろいろなきのこに出会えたに違い有りません。
しかしながら、新緑の有峰は気持ちが良かったです。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/
また、カバイロチャワンタケでは、子嚢盤の縦断面にメルツァー液を塗布しますと、茶色い子実層が鮮やかに青変して、青紺色のラインとなってあらわれます(子嚢全体がアミロイド性であるため)。
また「シロヒナノチャワンタケ」とされたものは、よく似て異なる Dasyscyphella longistipitata Hosoyaではないかと思います。
ブナの殻斗に発生する微細で有毛な菌は、ほとんど後者のようです。シロヒナノチャワンタケは、関東地方ではタケの皮やササの枯れ茎上に見られることが多いみたいです。