富山きのこクラブ

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有峰林道開通[E:sun]

2008年06月01日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

今日は良い天気で…有峰林道の開通日でした。伊藤家では例年、粕漬け用のウドの若芽を求めて…有給休暇を取って…出かけます。
出発は…スロー。現地に着くと、人・人・人…今年は1週間ほど山菜の成長が速いようで…ことごとく先客に取り尽されていました。
落胆にくれてふと目をやると…
アミガサタケの仲間が数本
Dscn0150それでは、シャグマモ出ているかと探索を開始すると…
テンガイカブリタケ
Dscn0155
これは確か…弘明さんが2005年に称名滝の付近で初めて採取されたはずです。
ナラタケ
Dscn0160
ヌメリツバタケモドキ
Dscn0163
このデザートは伊藤家では不評でありました。
ベニカノアシタケ?
Dscn0164小さくてよく見えないけれども、美しいきのこです。 
カバイロチャワンタケ
Dscn0166
シロヒナノチャワンタケ
Dscn0173
ウドの若芽の根元に転がっていました。2重の喜び… 
コガネカレバタケ
Dscn0174
思いもかけずアミガサタケの仲間が見られたので、きのこ探しにモードがチェンジしてしまい、砥谷半島を一周してきました。
砥谷半島から有峰湖を望む
Dscn0176 
マツオウジ
Dscn0177
結局、半島では期待していたほどのきのこには出会えませんでした。ウドを探しながら歩き回ったほうが、いろいろなきのこに出会えたに違い有りません。
しかしながら、新緑の有峰は気持ちが良かったです。

_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/


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1 コメント

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 「カバイロチャワンタケ」とされた菌については... (イグチ 潔)
2008-06-12 22:59:38
 「カバイロチャワンタケ」とされた菌については、誤同定ではないかと思います。「それではなにか?」ということになりますと、画像だけでは判断が難しいですが、カバイロチャワンタケでは、子実層面は暗褐色ないし飴色を呈し、外面は汚白色であるとともに著しい粘性を有します。
 また、カバイロチャワンタケでは、子嚢盤の縦断面にメルツァー液を塗布しますと、茶色い子実層が鮮やかに青変して、青紺色のラインとなってあらわれます(子嚢全体がアミロイド性であるため)。

 また「シロヒナノチャワンタケ」とされたものは、よく似て異なる Dasyscyphella longistipitata Hosoyaではないかと思います。
 ブナの殻斗に発生する微細で有毛な菌は、ほとんど後者のようです。シロヒナノチャワンタケは、関東地方ではタケの皮やササの枯れ茎上に見られることが多いみたいです。
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