【後日談2】
<書き込みたくて、書けない日々>
№35を書き込んだ後も、何かと思い出しては、この質疑をのぞきに来る日々が続きました。
何か、話しかけたくなるんですよ。自問を込めて。
自分は、彼女から近いか遠いかわからない中部の自宅で、おやつを食べながら、五体満足で、多少の責任感は持ちながらも、気軽に書き込みをして、このひたむきに生き続けようとする一人の女性とのコミュニケーションを続けようとしました。
それは善か、偽善か、はたまた欺瞞か。でも、今もそうですが、書き込まずにはいられなかった気持ちだけは、本物だったと自負しております。
私はこの質疑を通して、一貫して、「本当に美しいもの」を目の前に突きつけられてきたのだと思います。それは、彼女とのやり取りをする終盤に気付かされたことでした。
・生き続けよう、一日でも長く生きて、自己実現に向かいたい。
・人のために、自分ができることをしたい。
その、ひたむきなほどまっすぐな気持ちが、どの一言にもにじみ出ていて、心を動かされるのでした。書き手がいつのころからか、ご友人に代わっても、最後までそれは変わりませんでした。そして、それは、本物で、真実だったのです。
ネットというバーチャルな世界。嘘と偽物で埋め尽くすこともできる。そういうものとして、自分も息抜きぐらいのつもりで、本気にならずに付き合うのがインターネットである、と、割り切っていました。
この質疑を通し、私のインターネットに関する考え方は変わりました。やっぱり、根底に流れているものは、人間なのだ、と。
私はこの質疑で得たことを、もっと広めるべきだと思い、時々ほかの質問での回答時に引用してきました。でも、冷静になってみればわかるのですが、それは大変な独りよがりであり、遺族の皆様たちにとっても不謹慎なことになりかねない。
むやみに引用してはいけない。が、このfinefinefine様の残したメッセージには、間違いなく大きな、美しい価値がある。
そんなジレンマを、何年も、何年も重ねました。
今回、10回にもわたってfinefinefine様のことを取り上げさせていただきました。1か月以上かかってしまい、もしも見ている知人の方がおられましたら、長期にわたって傷口をなめ続けるようなことをしてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。心の中にくすぶっていたものをまとめあげたら、こんなに長引いてしまいました。全く手前勝手ではありますが、ちょっと、ホッとしています。
<おわりに>
最後に、最近私を驚かす出来事がありました。
この質問が、「締め切られて」いたのです。いったい誰が???
…って、管理人さんですよね。
実にいいタイミングでした。だって、私、そろそろもう一回書き込んで、回答欄に「お花を添えて」あげたい気持ちでいたところだったのです。
でも、そんなことしたら、いろんな人が「花」を添えに来てしまいますものね。
誰の第一報で、だれの判断かはわかりませんが、私は、「これでよかったんだ。」と、今は思っております。
妙に穏やかな気持ちにさせられた「締め切り」でした。
あり得ない話ではありますが、私には、何だか、finefinefine様にゆかりのある方があの質疑をのぞいて、改めて彼女を昇天(成仏?)させてあげたいと願って締め切りを申し出たようにさえ思われるのです。
<書き込みたくて、書けない日々>
№35を書き込んだ後も、何かと思い出しては、この質疑をのぞきに来る日々が続きました。
何か、話しかけたくなるんですよ。自問を込めて。
自分は、彼女から近いか遠いかわからない中部の自宅で、おやつを食べながら、五体満足で、多少の責任感は持ちながらも、気軽に書き込みをして、このひたむきに生き続けようとする一人の女性とのコミュニケーションを続けようとしました。
それは善か、偽善か、はたまた欺瞞か。でも、今もそうですが、書き込まずにはいられなかった気持ちだけは、本物だったと自負しております。
私はこの質疑を通して、一貫して、「本当に美しいもの」を目の前に突きつけられてきたのだと思います。それは、彼女とのやり取りをする終盤に気付かされたことでした。
・生き続けよう、一日でも長く生きて、自己実現に向かいたい。
・人のために、自分ができることをしたい。
その、ひたむきなほどまっすぐな気持ちが、どの一言にもにじみ出ていて、心を動かされるのでした。書き手がいつのころからか、ご友人に代わっても、最後までそれは変わりませんでした。そして、それは、本物で、真実だったのです。
ネットというバーチャルな世界。嘘と偽物で埋め尽くすこともできる。そういうものとして、自分も息抜きぐらいのつもりで、本気にならずに付き合うのがインターネットである、と、割り切っていました。
この質疑を通し、私のインターネットに関する考え方は変わりました。やっぱり、根底に流れているものは、人間なのだ、と。
私はこの質疑で得たことを、もっと広めるべきだと思い、時々ほかの質問での回答時に引用してきました。でも、冷静になってみればわかるのですが、それは大変な独りよがりであり、遺族の皆様たちにとっても不謹慎なことになりかねない。
むやみに引用してはいけない。が、このfinefinefine様の残したメッセージには、間違いなく大きな、美しい価値がある。
そんなジレンマを、何年も、何年も重ねました。
今回、10回にもわたってfinefinefine様のことを取り上げさせていただきました。1か月以上かかってしまい、もしも見ている知人の方がおられましたら、長期にわたって傷口をなめ続けるようなことをしてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。心の中にくすぶっていたものをまとめあげたら、こんなに長引いてしまいました。全く手前勝手ではありますが、ちょっと、ホッとしています。
<おわりに>
最後に、最近私を驚かす出来事がありました。
この質問が、「締め切られて」いたのです。いったい誰が???
…って、管理人さんですよね。
実にいいタイミングでした。だって、私、そろそろもう一回書き込んで、回答欄に「お花を添えて」あげたい気持ちでいたところだったのです。
でも、そんなことしたら、いろんな人が「花」を添えに来てしまいますものね。
誰の第一報で、だれの判断かはわかりませんが、私は、「これでよかったんだ。」と、今は思っております。
妙に穏やかな気持ちにさせられた「締め切り」でした。
あり得ない話ではありますが、私には、何だか、finefinefine様にゆかりのある方があの質疑をのぞいて、改めて彼女を昇天(成仏?)させてあげたいと願って締め切りを申し出たようにさえ思われるのです。