songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

美しいものとは~finefinefine様へ10

2009-03-01 22:05:15 | Weblog
【後日談2】
<書き込みたくて、書けない日々>
№35を書き込んだ後も、何かと思い出しては、この質疑をのぞきに来る日々が続きました。

何か、話しかけたくなるんですよ。自問を込めて。

自分は、彼女から近いか遠いかわからない中部の自宅で、おやつを食べながら、五体満足で、多少の責任感は持ちながらも、気軽に書き込みをして、このひたむきに生き続けようとする一人の女性とのコミュニケーションを続けようとしました。

それは善か、偽善か、はたまた欺瞞か。でも、今もそうですが、書き込まずにはいられなかった気持ちだけは、本物だったと自負しております。

私はこの質疑を通して、一貫して、「本当に美しいもの」を目の前に突きつけられてきたのだと思います。それは、彼女とのやり取りをする終盤に気付かされたことでした。

・生き続けよう、一日でも長く生きて、自己実現に向かいたい。
・人のために、自分ができることをしたい。

その、ひたむきなほどまっすぐな気持ちが、どの一言にもにじみ出ていて、心を動かされるのでした。書き手がいつのころからか、ご友人に代わっても、最後までそれは変わりませんでした。そして、それは、本物で、真実だったのです。

ネットというバーチャルな世界。嘘と偽物で埋め尽くすこともできる。そういうものとして、自分も息抜きぐらいのつもりで、本気にならずに付き合うのがインターネットである、と、割り切っていました。

この質疑を通し、私のインターネットに関する考え方は変わりました。やっぱり、根底に流れているものは、人間なのだ、と。

私はこの質疑で得たことを、もっと広めるべきだと思い、時々ほかの質問での回答時に引用してきました。でも、冷静になってみればわかるのですが、それは大変な独りよがりであり、遺族の皆様たちにとっても不謹慎なことになりかねない。
むやみに引用してはいけない。が、このfinefinefine様の残したメッセージには、間違いなく大きな、美しい価値がある。

そんなジレンマを、何年も、何年も重ねました。
今回、10回にもわたってfinefinefine様のことを取り上げさせていただきました。1か月以上かかってしまい、もしも見ている知人の方がおられましたら、長期にわたって傷口をなめ続けるようなことをしてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。心の中にくすぶっていたものをまとめあげたら、こんなに長引いてしまいました。全く手前勝手ではありますが、ちょっと、ホッとしています。

<おわりに>
最後に、最近私を驚かす出来事がありました。

この質問が、「締め切られて」いたのです。いったい誰が???

…って、管理人さんですよね。
実にいいタイミングでした。だって、私、そろそろもう一回書き込んで、回答欄に「お花を添えて」あげたい気持ちでいたところだったのです。
でも、そんなことしたら、いろんな人が「花」を添えに来てしまいますものね。

誰の第一報で、だれの判断かはわかりませんが、私は、「これでよかったんだ。」と、今は思っております。
妙に穏やかな気持ちにさせられた「締め切り」でした。


あり得ない話ではありますが、私には、何だか、finefinefine様にゆかりのある方があの質疑をのぞいて、改めて彼女を昇天(成仏?)させてあげたいと願って締め切りを申し出たようにさえ思われるのです。
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美しいものとは~finefinefine様へ9

2009-03-01 20:03:52 | Weblog
【後日談】
しばらく日を空けました。すみません。

さて、
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=134320
「癌の痛みに,モルヒネの使用を勧める理由を教えてください。」
について、内容が内容ですので、いたずらにいつまでも引きずるのも心苦しいので、そろそろ締めなければ、と思っております。

私は一連の出来事の後、2ヶ月近くたって、№35を書き込んでおります。
あの場であれだけ堂々と書きこんでおいて非常に申し上げにくいのですが、実は当時から、この件に関する私の記憶に曖昧なところがあることを告白いたします。

訃報に関する真偽について問い合わせたことは事実です。
ただ、その返答で、「訃報がどこで掲載されたか」についての詳しい記憶があいまいなのです。
実際に№30の位置に何らかの形で一時掲載されていたのかもしれません。(少なくとも私は管理者からの返答をそのように受け止めました。)しかし後日、私は「gooにはコミュニティールームがある」ということを知ったのです。

もしかしたら、訃報はそちらに「のみ」掲載されていたかもしれません。
「のみ」と書いたのは、私は№35のさらに後日、そのコミュニティールームにfinefinefine様の関係者からと思われる連絡があったことを確かめたからです。
その連絡も、そう長い日時を待たずに(経過時により)削除されたのですが、確かその内容は、

・http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=134320で書かれていた通りの、友人や家族との、極限の日々があったこと。
・家族の方々は、このサイトでの誠意ある回答をされた方々に、感謝をしていらっしゃったこと
・彼女の葬送の棺(だったか?)には、彼女がかかわった一連の質疑がプリントアウトされて添えられていたこと

だったと思います。
このあたり、記憶に曖昧な点もあるので、違っていたら申し訳ありません。

私は、ここまでの書き込みが愉快犯によるものとは到底思えませんでしたので、この話を真実として受け止めました。大変に感銘し、合掌させていただきました。


いずれにせよ、訃報が、「教えて!goo」のページ上に載ったかどうか、いまでも知りません。
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