夕べ NHK BSプレミアで小椋 佳さんの「生前葬コンサート」を見た。
淡々と訥々と、言霊が宿った美しい歌を聞いた。
小椋さんはお葬式不要論者だそうだ。
しかし、申し渡した家族からはあまり理解されず、そこで
この生前葬コンサートを思い立ったらしい。
コンサート4日間で100曲歌います、と仰っていた。
御年70歳、きっと大きな決意の元でのコンサートだったろうと
推察する。
心に沁みた歌の中から一番最後の曲
「君はそれ以上」は多分、奥様あてのメッセージと受け止めた。
愛情あふれる詞に目頭が熱くなった。
素晴らしい詞をここに記します。
長いので2番目の歌詞から
君だけを愛した、躊躇なく この台詞
いつか言うだろう 他愛ない奴とみんなに
笑われるのも いい
君と刻んだ時間が 僕の歴史と思い出
身を揺する興奮と 心豊かな和み
君が運んだ悦び 鮮やかな虹 それとも
虹の花すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
君と刻んだ時が 僕の歴史と思い出
つややかな感激と 嬉しさに湧く涙
君が運んだ悦び 帆に孕む夢 それとも
夢追う帆船すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
すべての例えの 君はそれ以上