4月9日
川の向こうの中学校は昨日が入学式、
今朝は新中学1年生を見かけた。
信号待ちで男子
、小柄な体に黒い学生服姿、真新しい緑のカバン、
この子の今日から始まる中学校生活が元気で明るいものでありますようにと
平凡だけど、月並み過ぎるけど、心から祈った。
平凡なことを平凡に.....それが難しいことだから
見知らぬキミだけど、がんばってえーーとエールを送った。
会社近くの橋の上、セーラー服に真っ白いリボンが
風にひらひらゆれていた。
ポニーテールの髪を揺らし歩道を渡って行く、
そのほんのり赤く、そして白い横顔を見て
「初々しい」と見とれた。
島崎藤村の初恋をふいに思い出した、
きっと、こんな少女だったんだろうなあ....
ステキな学校生活を送ってね。
信号待ちで、年中真正面に見ている橋のたもとの柳が
小さな若葉をびっしりつけてわたしを見ている。
わたしも柳に「おはよう」のあいさつを返す。
この柳の木にもシンパシーを感じる。