昨日は、中学1年のMiちゃんのレッスンでした。
Miちゃんは医学部を目指していて、
今から猛勉強している、なかなか聡明なお嬢さんです。
ピアノは、5年生からレッスンを始めたので、
ブルグミュラーや、ソナチネアルバムを、のんびりと練習しています。
昨日は、次に何を練習しようか~?と云うことになり
「エリーゼのためになんてどう?」と提案してみました。
すると、「私、エリーゼのために、嫌いなんですよ。」とMiちゃん。
「え~っ そうなの? 綺麗な曲なのに、何で?」
「なんか、嫉妬深さが表現されているような曲で、無理なんです。」
「そう?」
「はい、私は弾きたくないです。」
おそるべしMiちゃん
ある意味、Miちゃんの解釈は、正しいのです。
40歳にさしかかろうとしていたベートーベンさんが、
18歳の教え子、テレ-ゼさんに恋をして、
その思いを音楽にした~とされている「エリーゼのために」
有名な逸話としては、ベートーベンさんの字が汚くて
「テレ-ゼのために」と書いたつもりが「エリーゼ」になってしまった!
と云うのがありますね。
その他、題名に関しては、様々な解釈があり、
エリーゼさんとは、知人の妹のエリザベートさんではないか?
と云う説も浮上しているようです。
いずれにせよ、若いお嬢さんに恋をした、
ベートーベンさんの恋心が表現されているのでしょう。
その思いを、嫉妬心~と感じた、Miちゃんの感性。
Miちゃんには、ベートーベンさんの思いの重さが
“嫉妬心” のように感じられたのかな?
13歳、おそるべしでございます~
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2時間