ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

「エリーゼの為に」13歳の解釈おそるべし!

2017-09-05 | ピアノ教室

昨日は、中学1年のMiちゃんのレッスンでした。

Miちゃんは医学部を目指していて、
今から猛勉強している、なかなか聡明なお嬢さんです。

ピアノは、5年生からレッスンを始めたので、
ブルグミュラーや、ソナチネアルバムを、のんびりと練習しています。

昨日は、次に何を練習しようか~?と云うことになり

「エリーゼのためになんてどう?」と提案してみました。

すると、「私、エリーゼのために、嫌いなんですよ。」とMiちゃん。

「え~っ   そうなの?  綺麗な曲なのに、何で?」

「なんか、嫉妬深さが表現されているような曲で、無理なんです。」

「そう?」

「はい、私は弾きたくないです。」

 

おそるべしMiちゃん  

ある意味、Miちゃんの解釈は、正しいのです。

40歳にさしかかろうとしていたベートーベンさんが、
18歳の教え子、テレ-ゼさんに恋をして、
その思いを音楽にした~とされている「エリーゼのために」

有名な逸話としては、ベートーベンさんの字が汚くて
「テレ-ゼのために」と書いたつもりが「エリーゼ」になってしまった!
と云うのがありますね。

その他、題名に関しては、様々な解釈があり、
エリーゼさんとは、知人の妹のエリザベートさんではないか?
と云う説も浮上しているようです。

いずれにせよ、若いお嬢さんに恋をした、
ベートーベンさんの恋心が表現されているのでしょう。

その思いを、嫉妬心~と感じた、Miちゃんの感性。

Miちゃんには、ベートーベンさんの思いの重さが
“嫉妬心” のように感じられたのかな?

13歳、おそるべしでございます~

 

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