しばらく実家に帰っていました。
お彼岸前後の帰省でしたので、お墓参りをしたり、親戚のお宅に伺ったりして
過ごしました。
その間、ブログは更新出来なかったのですが、毎日訪れてくださった方も沢山居て、
本当にありがとうございました
また暫くは、毎日書こうと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。
さて、実家でテレビを見ていましたら、あるピアニストを紹介していました。
92歳の現役ピアニスト、ルース・スレンチェスカさんです。
1925年、アメリカのカリフォルニア州に生まれたルース・スレンチェンスカさんは、
ユダヤ系ポーランド人です。
スレンチェンスカさんは、きわめつきの神童で、4歳でリサイタルを開き、
5歳でカーティス音楽院に入学。
6歳でベルリン・デビュー、9歳でラフマニノフの代役をつとめ、
ニューヨークタイムズで「モーツァルト以来もっとも輝かしい神童」と称賛されました。
師事した先生たちは、ラフマニノフをはじめ、
ホフマン、コルトー、シュナーベル、ペトリ、バックハウス
蒼々たる巨匠達から御指導を受けていらっしゃいます。
しかし、14歳で演奏活動を引退し、カリフォルニア大学で心理学を学ぶものの、
26歳で指揮者のアーサー・フィードラーに請われて活動を再開されました。
その後は、世界の名指揮者と共演し、多くのLPをリリースしたり、
演奏活動をなさっていらっしゃいます。
今夏の来日で、インタビューを受けていらっしゃいましたが、
92歳でも、毎日6時間の練習を欠かさない~と伺い、本当にビックリしました。
演奏も少しだけ聴きましたが、小柄な(多分、150センチ位?)スレンチェスカさんは、
椅子を低い位置にセットし、独特のスタイルで演奏していらっしゃいました。
そして、ペダルを極力使わずに演奏するようにしていらっしゃるのだそうです。
ペダルを使わずに、幅広い表現をするには、かなりの技術が必要ですし、
体力が必要だと思います。
やはり、天性の素質と、毎日の6時間の練習の賜物なのだと思います。
以前、96歳のピアニスト 室井摩耶子さんの事(7月27日の記事)を書きましたが、
90代になって尚、研鑽を積むピアニスト達には、大きな勇気を頂きます。
私も、少しでも見習おうと思ったのでした
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1時間15分