昨日は、中学2年生のAちゃんのレッスンでした。
Aちゃんは、夏休みに「悲愴が弾きたいんです。」と宣言してから(8月9日の記事)
ベートーベンのピアノソナタ8番「悲愴」の2楽章を練習しています。
毎週少しずつ譜読みをして、やっと3分の1位、弾けるようになりました。
「譜読みが難しいのに、頑張るね。」と褒めましたら、
Aちゃんは、嬉しそうに頷いてくれました。
なにしろAちゃんは、普段のレッスンでは、
ブルグミュラーやソナチネを練習しているのですから、
2楽章とはいえ、「悲愴」は相当難しい曲なのです。
実力以上の難しい曲を弾かせることに対しては、賛否両論あると思います。
普段私は、『簡単な曲を美しく弾かせることの方が大事』と云う考えで
レッスンをしていますので、Aちゃんに「悲愴」を弾かせることについては
かなり悩みました。
でも、Aちゃんの頑張る姿や、嬉しそうな様子を見ると、
たまには、こんな冒険もいいな~ と思うのでした。
さて、Aちゃんは、「悲愴」を、どんな風に仕上げるかな?
そして、今年中に仕上がるかしら?
なんだか楽しみになってきました