ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

大人のレッスン~弾きながら止まる時の事情

2017-09-06 | 大人のレッスン

先日は、Sさん(50代女性)のレッスンでした。

Sさんは、大人になるまでピアノに触ったことがなく、
全くの初心者として入門されました。

ピアノを始めて2年程になり、だいぶ指が動くようになってきました。

先日のレッスンも、気持ちよく弾き始めたのですが、
どうしても、所々、途中で止まってしまいます。

「Sさん、綺麗に弾けているのに、曲の途中で立ち止まるのが惜しいですね。」
とお伝えしました。

すると「私、止まっていますか?」と聞くのです。

「はい、一瞬ですが、時々止まっていますよ。
片手ずつだと止まらないのですが、
両手になると、止まる傾向があるみたいです。」

「それは気がつかなかったです。」

 

そうなのです。

Sさんは、片手ずつ弾く時は、リズムの間違いなどはありません。

つまり、リズムを理解していないという訳ではないのです。

ただ、両手で弾く時は、指が鍵盤を捜す僅かな時間が、
音楽の流れを止めてしまうのだと思います。

そして、Sさん自身は、止まってしまう事に気が付いていないのです。

すると、Sさん自身が、そのことについて分析されました。

「それは多分、鍵盤を捜しながらも、頭の中ではメロディーを歌っているので
自分自身の中では、音楽が止まっていないからだと思います。」

そして

「指で鍵盤を捜すと、全ての神経がそこに集中してしまい、
メロディーの正確さまで考える余裕が無くなるのかもしれません。」

と仰っていました。

う~ん、そうなのですね~ 

その対処方法としては、まず、超ゆっくり練習することかな?

何時も弾いているテンポの、半分ぐらいのテンポで何度も練習すると
だいぶ違うと思います。

あとはやはり、片手ずつの練習を、丁寧にすること。
これに尽きると思います。

 

--------------------

2時間10分

コメント

メッセージ

メッセージを送る