ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

浪人生のストレスとピアノの音色

2017-09-17 | ピアノ教室

昨日の夜は、浪人生H君のレッスンでした。

H君は、何時ものようにレッスン室に入ってきました。

そして、ピアノを弾き始めたのですが
何か、音がガサガサとしていて、何時もと雰囲気が違います。

「あれ?  どうしたの?  
いつもと音色が違うような気がするのだけど、何かあったの?」

と尋ねてみましたら、

「僕は初めから、◯◯大学なんて受けるつもりはないんです。」
と前置きをして、話し始めました。

そして、色々なストレスが相当溜まっていたのか、
勉強のこと、将来のことを、一気に話してくれました。

どうやら、受験勉強が思ったように捗らず、
それに伴い、志望校が定まらず、大きなジレンマを抱えているようでした。

センター試験まで、あと数ヶ月になり、焦ってきたのかもしれません。

私は、じっくりとH君の話を聞いた後で、
H君の乱れた気持ちが落ち着く様に励ましました。

今一番大事なことは、センター試験の勉強に集中すること。

模試の結果には一喜一憂しないこと。

浪人生でも、最後まで学力は伸びるので、諦めずに頑張ること。

学力のことは、遠慮せずに、教科の先生に相談すること。

予備校の先生方は、経験が豊富なので、
きっと良いアドバイスを頂けるから~等々。

息子達が受験期の頃、様々な先生方から伺った受け売りではありましたが、
H君が前向きな気持ちで頑張れるように話したのです。

H君の様子が、少し落ち着いてきたようでしたので、
「H君、じゃあ、最後にもう1度だけピアノを弾こうか。」
と促しました。

H君は、落ち着いた様子でピアノを弾きました。

今度の音色は、いつものように優しい音色でした。

頑張れH君 
あと半年頑張れば、楽しい春が待ってるよ~

コメント

小6男子『エリーゼの為に』に憧れていたのかも~♪

2017-09-16 | ピアノ教室

6年生のT君は、何時もきちんと練習してくる真面目な男の子です。

お母さんが声をかけなくても、毎日ピアノの練習するそうですし、
サッカークラブでも、かなり活躍しているみたいです。

その上、学校の成績も良いのですから、
私を含め、世のお母さん達にとっては、羨ましいような男の子なのです。

ただ、T君は自己主張をしない子ので、私は何時も、わざとT君に質問をします。

「T君、この曲と、この曲、どっちが弾きたい?」

するとT君は、必ず「どっちでもいい。」と言います。

「もっと宿題出してもいい?」と尋ねても「どっちでもいい。」と答えます。

何を聞いても、答えは必ず「どっちでもいい。」なので、
T君も、いつか自己主張する時があるのかな~と、常々思っていました。

 

先日のレッスンの際、そんなT君に、
「次の宿題は、『エリーゼの為に』にしようか?」と尋ねました。

すると、T君は、小さく頷いたのです
T君にピアノを指導して3年になりますが、こんなことは初めてです

「そう?  じゃあ、そうしようね  」と言うと、T君は嬉しそうに笑いました。

T君が初めて自己表示した「エリーゼの為に」

もしかしたら、ずっと憧れていた曲だったのかしら?

そしてT君は、どんな風に練習してくるのかな?
次のレッスンが楽しみです

コメント

自閉症児 M君 ・6年生の集中力と心境の変化?

2017-09-15 | 自閉症児 M君の不思議

最近、6年生のマサ君は、ピアノに集中するようになってきました。

3年生の9月に入門した頃、マサ君は落ち着きがなかったので、
私は、マサ君の様子を見ながら、毎回フレキシブルにレッスンを進めてきました。

今日はピアノを弾きたくないのかな?と思ったら、
あまり無理強いせずに、マサ君の大好きなリズム打ちに集中させたり、
得意な和音聴音で、沢山褒めたり~等々です。

そんな感じでレッスンを進めながら、ここ2年間くらいは

①ピアノ→

②タンタン(リズム打ち) →

③和音聴音→

④旋律の復唱(暗記)→

⑤ノートに音符を書く練習

以上のようなプログラムのレッスンが、定着してきたように思います。

 

でも、最近は、かなり長い時間、ピアノに集中するようになってきたのです。

1曲が長くなってきた(2ページ)せいもありますし、もうすぐ中学生になる!
と云う自覚もあるのかもしれません。

先日のレッスンでは、ピアノに集中するあまり

「先生、僕はもう、タンタンはしません」とまで言ったのです。

何で?と聞いてみましたが、マサ君は黙っていました。

レッスンの中で、一番大好きなリズム打ち(タンタン)は、
もう子供っぽいと思ったのかな?
次回のレッスンの時に、もう1度聞いてみようと思います

コメント

自閉症の作家 東田直樹さんのオフィシャルCh

2017-09-14 | 自閉症の作家・東田直樹さん

自閉症の作家 東田直樹さんが、
YouTube動画「東田直樹オフィシャルCh」ここをクリック を開設されたそうです。

私も拝見しましたが、東田さんの一生懸命な様子が伝わってきました。

そして、お母様の優しい雰囲気と、若々しいお声にも感動しました。

やはり、あのお母様あっての東田さんだな~と思ったのでした。


直樹さんの潜在的な才能を、お母様が見つけ、
そして、東田さん御自身の並々ならぬ努力が、実を結びつつあるのでしょう。

結びつつ~と書いたのは、
東田さんは、これからも、益々色々な可能性が開花していくに違いないと思うからです。
私はこれからも、東田さんに注目して、応援していこう~と思っています

 

--------------------

1時間20分

コメント

レッスン室の恋バナ ♪

2017-09-13 | ピアノ教室

先日は、高校1年生のSちゃんのレッスンでした。

Sちゃんは、入試の為にしばらくお休みしていたのですが、
高校生になり、今年の6月から再びレッスンに来ています。

高校生のレッスンは、少し長めにしているので、
レッスンの途中で、少しだけ雑談を入れるようにしています。

先日のレッスンの時も、軽いノリで
「Sちゃん、次は右手を弾く? それとも左手を弾く?
それとも、恋バナにする~?」
と聞いてみました(笑)

すると、Sちゃんは
「恋バナにする」と答えました。

えっ?そうなの?
私は、ちょっと、意外な気がしました 

Sちゃんは、どちらかと云うと、内気な女の子で、
今まで、自分からお喋りをするような感じではなかったからです。

「えっ? 恋バナ?  いいよ~  恋バナ聞いてあげるよ。」

と言うと、Sちゃんは、嬉しそうに語り始めました。

同じ部活の先輩で、いつも笑っている優しい先輩がいて、
でも、試合に出ると大活躍で~等々

そこまで喋ると、Sちゃんは、照れくさそうに笑いました。

「まあ、素敵ね。
そんな素敵な先輩がいる高校に入れて良かったね。」

「はい。」

「また来週、その先輩の話をきかせてね。」

と私が言うと、Sちゃんは満足そうに頷きました。

そして、その後のレッスンも、とても集中してくれて、
充実したレッスンになりました。

5分に満たない程の、恋バナタイムでしたが、
私とSちゃんの心が通った、大切なひとときとなったのでした 

 

--------------------

40分 &  アンサンブル1時間

コメント

メッセージ

メッセージを送る