ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

障がいや難しさのある子を育てるということ

2018-12-20 | 障がい児教育

昨日は、友人3人と お食事をしました。

広くて大きな窓のあるレストランは、お食事も美味しくて、ゆったりと過ごす事が出来ました。

そのうちの1人の方は、お子さんが自閉症児で、支援学校に通っていらっしゃいます。

また、色々なことに詳しく能力も高い方なので、最近、社会福祉士の資格も取られています。

ですので、私も色々なことを相談し、頼りにしているのです。

昨日は、最近 お孫さんが発達障がいの診断を受けた方を交えて、
一緒にお食事をしたのでした。

 

その方から、帰宅後に、メールが来ました。

その内容に、非常に感銘を受けたので、一部を紹介致します。

   

障害や難しさのある子を育てるのは大変ですが、

その過程でいろいろなことを考えるし、出会いも広がります。

味わい深い人生を送れるという面もあるので前向きに捉えています。         

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不登校~学校以外の居場所を作る

2018-12-19 | 不登校

昨日は、趣味のお出かけ先で、男の子3人のお母様と お会いしました。 

多分、同世代の方だと思いますが、お話ししているうちに、 

御長男が長い間、不登校で御苦労された事をお話ししてくださいました。 

御長男は中1の頃から不登校になられたのだそうです。

それでも高校には入学されたのですが、高校2年の時に単位不足になり退学。

その後は、通信制の高校を経て、大学にも入学されました。

そして、回り道をして ようやく大学に入ったのにも関わらず、
結局、大学も1年生で中退されたそうです。

しかし今は、きちんとお仕事もして、人付き合いも良くなり、
有意義に生活をされている~と仰っていました。

 

私も、不登校の生徒さんのことや、未だに反抗期中の次男について相談したのですが、
大丈夫だから、気長に見守ってあげてください~と言ってくださいました。

そして、 子供が立ち直るのは、何か切っ掛けがあって~ではなく、
徐々に立ち直っていくのだそうです。

気が付いたら、以前とは違ってきた~と思う日が来ますよ~と言ってくださいました。

そして、あまり子供のことばかり考えずに、親は親で人生を楽しむことですよ!
とアドバイスをして頂きました。

渦中に居ると、そうも言っていられない場合もあるのですが、
それも一理あるな~と思いました。

そして、不登校の子にとって、結構重要な事は、
【学校以外に居場所を作ってあげること】が大切だとも仰っていました。

息子さんの場合は、ギター教室に通っていたそうですが、
ギター教室に居る時は、本来の姿に戻って、リラックスしていたそうです。

経験者のアドバイスは、色々なヒントを私に与えてくれました。

初対面にも関わらず、色々とお話ししてくださったお母様には、心から感謝申し上げます。

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中学生男子~ウチと外

2018-12-18 | アスペルガー児 Y君
(昨日の続きです
 
次の日、私は、ヨウ君のことを心配されていたお母様に、
レッスンの様子をお伝えしました。
 
~~~~~

さて、先日のレッスンの様子をお伝え致します。

ヨウ君に
「最近、学校で面白いことあった?先生は面白いことが大好きなのでおしえて。」
と聞いてみました。

すると、ヨウ君は
「面白いことがあり過ぎて、何を話してよいかわかりません。」
と答えたのです!

その後、楽しかったことを、嬉しそうに喋ってくれました。

なので、先月お母様が御心配なさっていたことは、
ほとんど解決されたのではないでしょうか。

学校で笑っているらしいので、私も安心したのでした。

良かったですね!

~~~~~

お母様からも返事が来ました。

最近、あまり学校のことを喋らなくなったので心配していましたが、
安心しました。

中学生らしくなってきた~と云うことですね!

~といった内容のことが書いてありました。

 

ああ、確かにそうです。

中学生男子は、家庭では、本当に喋らなくなります。

でも、家の外では結構喋っているみたいです。

先日、T君(中高一貫校1年)のお母様も、
T君が喋らなくなったことを嘆いていらっしゃいましたが、

昨日のレッスンの時も、
ミセスグリーンアップル(←ロックバンド)について、
熱く語っていました。

中学生の時期は、
ウチと外を使い分ける方法を学んでいる時期なのかもしれません。

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学校で笑うということ~アスペルガー児Y君

2018-12-17 | アスペルガー児 Y君

昨日は、ヨウ君(中1・アスペルガー児)レッスンでした。

先月の半ば頃だったでしょうか、
ヨウ君のお母様は、ヨウ君の事で、とても心を痛めていらっしゃいました。

とてもうまくいっていた中学校生活に、最近は、少し陰りが出て来た様子で、
「どうやら、苛められているようで。。。」と相談を受けたのです。

そして、ヨウ君は多くを語らないものの、毎日辛そうだと仰るのでした。

「担任の先生にお伝えしたのならば、きっと、上手に解決してくださいますよ。
私もY君の様子を見て、せめてレッスンの時は、気持ちが安らぐように心掛けますね。」



そうは言ったものの、レッスンの時、ヨウ君の様子は何時もと変わらず、
学校の様子や、今の気持ちを覗うことは難しいのです。

そこで昨日は

「ヨウ君、最近、学校で面白いことない?
ららみ先生は、面白いことが大好きなので、何かおしえて

と尋ねてみました。

するとヨウ君は
「沢山あり過ぎて、どれを言ったらいいか分かりません。」

と、笑いながら言うのです。

「えっ?そんなにあるの?  それは楽しいね。」

「はい。」

「例えば?」

「この間、学校で薬物についての講演会があったんですけど、
その先生が、喋りながら何度も噛んだので面白かったです。」

「みんなで笑った?」

「いえ、さすがに笑うのは悪いので、みんなで笑いを堪えるのが大変でした。」

「どんな風に噛んだの?」

「その先生は、SNSと ちゃんと言えなくて何度も噛んで、
結局最後まで、一度も正確に言えなかったんです。」

「きっと、緊張しちゃったんだね。可哀想だったね。」

「でも、先生自身も笑っていました。」

ヨウ君は、再び思い出したのか、とても楽しそうに話してくれました。

 

このように、ヨウ君は学校でみんなと笑っているみたいなので、
もう大丈夫じゃないかな?と私は思いました。

小学生の頃は、すぐに涙を流す程繊細だったヨウ君も、もう中学生です。

ヨウ君も、様々な経験を経て、逞しくなってきたのだな~と思ったのでした。

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じゃあ、お泊まりにする?~ADHD児T君

2018-12-16 | ADHD児 頑張るT君

テツ君(ADHD児・小4)は、静かにレッスン室に入ってきました。

何だか元気がありません。

「テツ君、どうしたの?元気無いねぇ。」

私は、テツ君の元気が無い理由は分かっていたのですが、あえて聞いてみました。

 

「うん、喉が渇いているから、元気が無いんだよ。」

「まあ、そうなのね。じゃあ、お水をあげようか?」

「いえ、そういう訳じゃなくて。。。」

 

そうなのです。

そういう訳じゃなくて(笑)テツ君は、練習しないで来ると、何時もこんな感じです。

でも、1回でも練習してきたら、玄関に入ってくるなり、
大きな声で「練習してきました~」と言うので、非常に分かり易いのです。

 

レッスンを始めてみると、確かに、全く練習せずにレッスンに来たのがバレバレでした。 

一通りレッスンが終わり、私はテツ君に

「今度のレッスンまでに、何回練習する?」と聞いてみました。

「15回かな。」

「分かった。じゃあ、約束を守ってね。」

「うん、分かった。」

「じゃあ、約束を破ったらどうする?」

「お泊まり?」と、テツ君は小さい声で言いました。

「よしお泊まりにしようそして、1日中レッスンしよう

「え~っ嫌だよ~っ

「ダメです。自分で言ったことには責任を持とう

「。。。。。」

「だったら、ちゃんと練習してきてね

 

果たして次回はどうなるかな?  乞うご期待でございます~

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