goo

青森駅は4年前の記憶とのキャップが大きすぎる

2023-10-03 01:07:23 | 「青春18きっぷ」花の旅 北海道 Ⅱ

 青森駅の改札口を出て、その光景に驚きました。

 


 下の写真は4年前の2019年8月24日に、ほぼ同じ場所で撮影したものです。


 柱に黄色と黒の縞模様のテープが巻かれ、通路の壁にベニヤ板が張られていました。


 通路は狭く 「この通路は本当に西口に通じるのか?」と心配した程です。

 


 同じ駅とは思えないピカピカの通路を進んで行くと、ガラス窓に包まれた、明るい吹き抜けのホールで、エスカレーターのステップが音もたてずに私を運んでくれます。


 周囲は暗闇に包まれ、人影は見えず、全てが私の為にあるような、なんだか、とっても贅沢な雰囲気です。

 


 駅舎の外へ出て、すぐに振り返って外観を確認しました。


 え~! 以外に言葉が見つかりません。


 何しろ、私の4年前の記憶とはあまりにも違いすぎるのです。

 


 論より証拠、2019年8月24の同時刻に同じ場所を撮影した写真をご覧ください。


 駅前に、客待ちタクシーが一、二台停まるばかりで、周囲にコンビニの灯もありません。ほの暗い街灯を灯した道が闇の中へと消えてゆきます。

 

 
 しかし今は、ゆったりしたスペースを確保した駅前広場は、足元を照らす灯りが、四つ星ホテルのエントランスのようなシックな雰囲気を醸していました。


 ん~ ちょっと言い過ぎですが、何しろ4年前の記憶とのキャップが大きすぎます。

 


 西口の変化に驚いたので、東口はどうだろう?と思いました。


 そこでもう一度、駅の連絡通路を戻り、改札口の前を通って、東口に出てみました。


 一見したところ、東口に大きな変化はなさそうです。

 


 
 しかし東口への通路は工事中で、その通路に、東口旧駅舎跡地に10階建ての駅ビルを建てる計画が掲げられていました。


 完成は2024年度だそうです。

 

  
 今度来る時迄に、青森駅の外観は大きく変化している筈です。


 それにしても半世紀間に生じた変化は驚くばかりです。


 50年前には、夜明け前に青函連絡船を降り、大きな荷物を持った大勢の旅人が長い通路を歩き、上野行きの特急列車に乗り換える姿を私は今も覚えています。

 


 もう一度西口に戻り、フェリー埠頭を目指して歩き始めました。


 4年前の18きっぷの旅の記事にも書きましたが、青森駅からフェリー乗り場までのタクシー代は僅か1000円程です。

 

 しかし、東京から青森までの数百キロを、青春18きっぷを使って2410円で来たのに、僅か2㎞程の移動に1000円も使うのは馬鹿げています。

 

 100円だって使いたくないのは、当然の感情です。


 それでもまあ、冷静に考えると、歩く途中で目にした赤ちょうちんの誘惑に負けたとして、地酒を飲んで、新鮮な地魚を食べて、3000円程度で済めば、安いな~と思いますので、そこが男の愚かさです。

 

 

前回の「青春18きっぷ」 「青春18きっぷ」花の旅 北海道

 

「花の旅」の全て 「花の旅」 総合目次

 

筆者のホームページ PAPYRUS

 

 

 

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )