【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

からだの回転 ドリル① 万歳三唱

2024年02月04日 23時01分32秒 | ゴルフ


店長「利き腕のリリース
 右打ちの人であれば 右手の曲げ伸ばしによる
 クラブの振り、シャフトの振り というのが
 かなりの確率 犯人の可能性があるので・・・
 そこの部分をチェックしてみましょう。


 ゴルファーのかなり多くの方が
 テークアウェイ、トップにおいて
 からだの向き とか ではなく、
 ここの箇所からの『クラブの反転』によって
 スイングを構築してしまっています。
(0m12s(0m33s







 準備としての テークアウェイにおいて
 単純に 『腕の作業なし』 で 右を向けば
 地面と平行位 の位置で フェースはやや下を向き
 アドレス時の自分の向き、クラブを向きを12時 とすると
 クラブは 3時とか、4時を向く形 になります。

 

 手で振ってしまう、
 からだの回転が有効に使えない方 の場合、
 そこから クラブを反転させる動き、
 からだの向き「だけ」であれば 3時を向いている筈のクラブが

Q2023918

 右打ちの人の場合であれば
 右打ちのたたみ や
 左腕、左肩の送り込み によって
 クラブが反転して 9時を指してしまいます。

(0m2s

 このクラブの反転、
 主に 腕作業による 腕の反転
 これが 多くの人の 打撃のエンジンになっています。

 これを 縦方向にする人もいれば
 スイング軌道に沿って 斜めにする人もいれば
 地面と平行に ヨコにする人もいます。

 スイング動作の中で
 この クラブの反転 は
(0m22s(0m22






 さも スイング軌道に沿っているように『見えます』し
 実行する本人にとっては
 利き腕が強く関与していますので
 タイミングも取り易く、覚えも良いでしょう。
 また 強く振る、強く叩く感覚ともマッチしますので
 多くの場合、スイングの完成形は
 このエンジンをメインにしているように思えます。
(0m33s(0m34s







 このクラブの 腕さばきによる反転は
 ロフトもヘッドの向きを大きく開くコト になるので
 マッチポンプ ではあるのですが、
 後々 フェースを回転、手を返すのには
 つながりのある 一貫した動きになりますので
 より定着し易いのでしょう。


 ✋そこで ドリルとして やって頂きたいのは
 からだの向きで右向きを造って頂きます。

2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m16s

①この際 フェースがやや下向きになるよう
 手さばきで 無理に調整するのではなく
 右打ちの人であれば 右サイドが上がる、
 左サイドを『下げる』ではないですが、
 右サイドが高くなるような『姿勢』で
 フェースの下向きを造って下さい。

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m18s

②次に 両方の腕をバンザイのような意識で
 上げて頂きます。
 右打ちの人の場合 右腕・右ひじ
 左打ちの人の場合 左腕・左ひじ は
 自然に曲がってしまうのは仕方がありませんが、
 意識としては 突っ張らない程度に 伸ばしたまま

 クラブを反転させず
 始めのクラブの姿勢のまま  ~の意識で
 クラブ自体を高くしてください。
 イメージとしては 両腕をバンザイしても
 フェースはまだ下向き、地面向きのまま です。

③この二つの動作を 順々に、別々にするのではなく
 出来るだけ 同時に行います。
 自分にとっての 右向きの限界のところが
 腕のバンザイの終わりのトコロ と言うタイミング

 バンザイの意識は
 右打ちの人の場合 右腕・右上腕・右ひじの高さ です。



 おそらく ですが、
 これをしてみると
 今までの自分が 十分な右向きをしていないコト
 腕を使った クラブの反転で
 からだの向きの仕事、役割を奪ってしまっているコト
 を感じられると思います。」

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硬いシャフト と 重心深度

2024年02月04日 00時13分36秒 | ゴルフ

店長「クラブの‥ 特にヘッドの特性
 クラブヘッドのスペックの多く、本当に多くは
 運動をさせた時、遠心力線上に重量が揃う、
 ゴルフクラブで言うと 棒の延長線上にヘッドの重心位置が来る、
 トゥダウン…言葉としてはアンマリ良いニュアンスではないですが、
 トゥダウンが起こり 棒の延長線上に重量が揃うコト
 を『前提』として考えられています。

58b52cea014c8e392700135f_20170228165522


 その前提を満たした時、その効果が出るので
 その前提条件を満たせていないと
 そのメリットが発揮されないばかりか、
 逆に デメリットになってしまうコトも少なくありません。」

店長「過去の例 でいいますと
 30年位前 でしょうか、
 メタルヘッドの素材が ステンレスからチタンに移行しました。
455T-5-2 460TL-5-1






 チタンと言う素材だから 反発する、飛ぶ、
 なんて言うのは真っ赤な嘘 なんですが、
 素材の比重が軽くなり、ステンレスよりも強度が高いので
 薄く作るコトが出来、ヘッドが大きくなりました。
 200cc強位、今の3番ウッド位のドライバーヘッド が
 いきなり 300cc近くの大きさになった為と
 設計に自由度が増えたため、
 従来よりも薄い形状のシャローモデルが増えました
 重心距離、重心深度、慣性モーメント共に
 かなり 大きく変化しました。

 シャフトが動き(柔らかく) 棒とヘッドの重心が揃う
 そんなシャフトの柔らかさを選ぶ人達にとっては
 ものすごくメリットがあり、かなり早くにその恩恵を受けました。
 
 一方、硬いシャフトを使う層には
 このヘッドの大型のメリットは薄く、初期のころは割に嫌われ気味 で
 見てくれは大きくするけど 中身は重心の浅い、短い、
 慣性モーメントの余り増えすぎないモノが好まれました。

 シャフトの硬さの標準値・基準値 が この5年位で 急激に落ちたため
 その層の人達にも 中身も大型化したシャロー形状の
 ドライバーも好まれるようになった・・・と言う経緯があります。」

店長「コレは余談…なんですが、
 ネックでロフトなどを調整できる カチャカチャ機能は
 厚みのあるディープ形状だと作り難い、強度を保ちにくいので
 どうしても シャロー形状になって、
 重心距離が長め、重心深度が深め、慣性モーメント大きめ
 になってしまい易い ので
 それを ナントか 使わせる為 シャフトの標準値が落ちた❓
 シャフトを柔らかくした❓ のかな と勘ぐってしまいます。」

質問「アイアンは小振りになって 逆行しているように思えますね。
 シャフトも硬くなったような気がしますし…。」

店長「確かに、そうですね。
 そのギャップはどんどん広がっています。
 ドライバーとアイアンは 別なスイング、別なタイミング
 が必要になってしまいます。」

質問「ヘッドの特性を活かすには 硬さが肝心なのですね。」

店長「はい✊✊ 硬いシャフトではヘッドの機能は出ません。
455T-1
  例えば 重心深度


445TL-5-1445TL-4







 重量の中心点の 打面/フェース面からの深さ です。
 見た目の形状で言えば
 ソールが広い~大きい(厚い)程 重心は深くなる、
 フェアウェイウッドは ユーティリティよりも
 ソール、ヘッドソノモノも奥行きが深いですから
 その分、重心が深くなる。

 コレも その『棒の延長線上に重量が揃う』
 運動させたときに現象が『起こる前提』で考えられており
 重心の深さ分 ヘッドが前に出るコト によって
 自然にロフトが増え、入射が緩め になる
 つまり シャフトが動かなければ
 効果は薄い、無い というコトになります。

 シャフトは 単純に弓反りにカーブする、という
 曲線では無く S字型にしなるような感じ なのですが
 それは兎も角、シャフトがしなる、動くから
 重心の深さの意味は出るのですが…。

 硬いシャフトを使う人が全員、とは言いませんが、
 アマチュアの硬い人の多くは 手でのフェースターン、
 ハンドリリースをしている人がとても多いのですが、
 ハンドリリースをする人にとって 重心深度は
 それをやりにくくする要因、
 フェースを閉じ難い要因になります。
 
 重心の深いモノの方が テークアウェイを
 開いて上げる傾向の強い方は
 想定以上に開くコトになりますし、
 ヘッドの重さがかかり
 想定以上にフラットな軌道になり易い、ですので
 閉じにかかるダウンスイングで より強く、多く
 フェースターンをしなくてはなりません。
 また 重心の深いモノは 重心角度も多くなるのですが、
 それと相まって、一旦、閉じてしまうと
 コレもやはり 想定以上に閉じるので
 プッシュ、プッシュスライス になるか
 かなりきつめのひっかけ、引っかけフックになり、
 その間の球が打ちにくいと思います。
 
 スイングタイプ、クラブ扱いによっては
 重心が深い と 易しい とは
 一概には言えないのです。」

質問「ああ だから こうフェースローテーションの強い人は
 小振りな 奥行きの無い ヘッドを好む傾向にある…と。」

店長「そうなりますねぇ…。
 重心の深いモノは フェースが上を向きたがる傾向が強いので
 地面からボールを打つ場合、
 ハンドリリースでの フェースターンですと
 ソール部、ヘッドが地面と干渉し易いので、
 フェアウェイウッドよりも 重心の浅い、ソールの小さいユーティリティの
 方が好まれるのではないかと思います。
 これは 同じくアイアンもそうでしょう。」

質問「よく言われますが、
 一般的には 簡単なアイアン と言えば
 キャビティのソールの厚いアイアン、
 自称❓上手な人はソールの薄いマッスルバックを使う…。」

店長「ですね。 初心者向け、上級者向け
 というよりは スイングタイプによる住み分け なんです。」

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