【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ウッドのバルジとロール(膨らみ・曲面)は何故必要?

2024年02月23日 23時03分29秒 | ゴルフ

店長「あと コレも笑い話だけど
 ウッドって フェース面が膨らんでいる曲面 でしょ❓

 アイアンは平らと ルールで制限されているのに。」

質問「そう言われればそうですねー。」

店長「ルールでも 左右(バルジと呼びます)はこの位
 上下(ロールと呼びます)はこの位
 って箱型形状に限り 許されているけど
 それって 何故だと思う❓」

質問「ギア効果で 先に当たるとこう…とか
 ヒールに当たると こう…とか
 そんなのがあったような…。」
233243店長「コレ?」

質問「あッ そうそう。」

店長「コレね…
 言って良いのかな…

 まるっきり 無いわけじゃないけど
 スライスとか、フックとか、
 そう言うモノを是正出来るほどの効果は・・・

 ゼロよ。」

質問「ええええええ😧
 だって プロとかも言ってますよ。」

店長「そういう働きはない訳じゃない…嘘じゃあないからね…。
 でも ま 無いの方に限りなく近い んだけどねぇ…。
 特に 現代の超強烈慣性モーメントのヘッド では
 その話が 矛と盾 そのものでしょ⁈」

質問「ま、確かに。」

店長「それ信じているのも スイング造りに超悪影響。
 それを考えて スイングしてるなんて
 ✋百害、千害、億害あって コンマ.1利も無い

 だって フェースのふくらみの理由はもっとシンプル。
 あっけない程に幼稚な話だもん。」

質問「理由があるんですか❓」

店長「そのバルジとかロールの膨らみッて
 パーシモン製ヘッドだったことが由来しているのよね。

 木製ヘッドは打っていると
 ソコが摩耗してくるの
 すり減ってきたり、へこんでしまったり、
 だから フェース・打面には
 ソールのプレートと同じく、
 木製で無い別の素材(eye-o-maticとか)がはめ込まれていて
 取り換えられるようになっていたり、するんだけど

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 工業製品であった メタル の場合、
 そこのふくらみを調整するのは 当時、難しかったの。
 あるには有ったけど ほんの少し。

 そうすると
 『フェースが凹んでる』『歪んでる』
 って言われて 売れないのよ😌」

質問「へ?」

店長「ヘッドの剛性が高く出来無くて
 割れ頻発もあったから、結果的には
 売る方にも、都合が良かったんだけど
 パーシモン製のモノよりも もっと強い膨らみ
 をフェースに施すようになりました、チャンチャン👐

 つまり パーシモンの時は
 使ってると フェースが凹んでいくから
 あらかじめ 膨らましてあった✋ と言うだけのコト。
 まあ パーシモン時代は そのふくらみの効果
 ボールに対する影響は無かったわけじゃないけど
 メタルヘッドの場合、その効果はプラシーボでしかない。

 って言うのが 本当のお話し で

 フェースの膨らみ(メタルヘッドの)によって
 ボールの回転が是正される は あとから湧いてきた
 かなり セールストーク色の強いお話し です、
 というコト。」

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練習場の排水溝が割れたヘッドで詰まるメタルヘッド初期時代

2024年02月23日 00時54分49秒 | ゴルフ

店長「パーシモン製ウッドが高額だった…
 高級品だったが故に…か メタル製ウッドへの移行
 かなり大変だったね。

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 もう 根本の反発係数が強烈に違う。

 にもかかわらず、その謎は当時は分かっていない。

 同じような形状の
 同じようなロフトの
 同じような長さの
 メタル製ウッドにすると

 上がる 上がる 上がる 上がる
 だけど 全然、飛ばない。

 パーシモンドライバー とは 全く弾道が異なる。 
 そして 全然、飛ばない。

 パーシモンは素材が柔軟で 中身も詰まっていた けど
 それを重い鉄、当時だとステンレスだよね、
 ソレで作ると中身がスカスカ、
 どの位の金属の厚みにして良いか、誰も分からない から
 パカパカ ヘッドが壊れる。

 当時の消費税、物品税やゴルフクラブの輸入の関税が
 撤廃された時期も相まって
 高級品のゴルフクラブが 工業製品に変わったから
 割と誰もがゴルフクラブを買えるようになって
 ゴルフはブームになっていたから
 町の至る所に練習場があって
 営業終了時、ボールを回収すると
 割れたヘッドが 100個あった なんてのは
 ごくごく普通に聞く話し。

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 最新鋭の 下水みたいにボールを集める仕組みのある
 練習場だと 数時間に一回位の割で
 ソコを点検しないと 割れたヘッドで詰まっちゃう、
 雨水・排水溝 が割れたヘッドで詰まっちゃう、
 それほど ヘッドは割れてましたね。」

質問「ひょえ~~~、ですね。」

店長「で あんまりにも割れる、
 そんな中 そのまんまだった 12°のロフトを10°にして
 割れないように ヘッド廻りにドットを入れた
 テイラーメイドが爆発的に売れたの。
 オリジナルはファウンダースクラブだけど
 そこはアメリカお得意のお金で丸ごと買っちゃう みたいな奴で😌

metal


 今の常識になっている
 ドライバーのロフト角度が定着したのは
 そこだよね。」

質問「へぇ~😶」

店長「びっくりするほど 小さなヘッドで
 今のユーティリティ位の大きさのドライバー、
 その位のサイズでないと 当時の工業技術では 壊れちゃう。

 パーシモン時代には 30㎜位まで伸びた重心距離が
 一気に20mm台に入って…
 スピンの入りにくぱーしもんから
 ものすごいスピンの入り易いメタルヘッドに変わって
 超短重心になって…
 ヘッドを回転させ易い短重心なのに、
 そうすると より一層スピンが入ってしまうメタル
 スイングを混迷期に引き入れてしまったメタル創世記 って感じ。」

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