家人が毎朝食べるバナナはほとんどがエクアドル産で、たいていは田辺農園という所でつくられたものだそうです。
あまり縁のない国でイメージもわき難いですが、中米コスタリカみたいにキレイな鳥がいるのかなとか思っていたところ、夏の帽子がエクアドルMontecristi産をJames Lockで製品にしたもので、知らず知らずのうちに身につけていました。
今日の下段の画像は、以前も取り上げたレスリー・サールバーグが、老舗を描いたうちの一つで、そのジェームズ・ロック帽子店です。製品には1676年創業とありますので、日本は四代将軍家綱の頃でした。
緻密なサールバーグのことですから、二十世紀中葉の店は、きっとこの通りだったのでしょう。
少し前、日常を楽しくしてくれる周囲の方々に「井」のつく名字の方が多いことに気づきました。
その中で、一番珍しそうなのは「乳井」さんでしょうか。
乳井サンジョルジュさんは甘いマスクで、たいていの人に優しい人です。でも、酔ってくると他人に歌を強要するクセがあり、行きつけだという店で乳井さんと店のおじさんを相手に、その中では私しか知らないような曲を歌ったことがありました。
異業種の乳井さんの仕事場にある日お邪魔すると、そこの社長の奥さんがいらして、「この人は前にね、隣の家の奥さんとデキちゃってたいへんだったのよ」と、本人を前にして言います。
当の乳井さんは、フンをするところを見られてる犬みたいに、困ったような思案中みたいな神妙な顔で、じっとくうを見つめていました。
その社長の奥さんという方がまた、退屈なくらいだったらその程度の事件の一つや二つドンと来い超常現象というさばけた人で、乳井さんを見る目がむしろ誇らしげに見えたものです。
あまり縁のない国でイメージもわき難いですが、中米コスタリカみたいにキレイな鳥がいるのかなとか思っていたところ、夏の帽子がエクアドルMontecristi産をJames Lockで製品にしたもので、知らず知らずのうちに身につけていました。
今日の下段の画像は、以前も取り上げたレスリー・サールバーグが、老舗を描いたうちの一つで、そのジェームズ・ロック帽子店です。製品には1676年創業とありますので、日本は四代将軍家綱の頃でした。
緻密なサールバーグのことですから、二十世紀中葉の店は、きっとこの通りだったのでしょう。
少し前、日常を楽しくしてくれる周囲の方々に「井」のつく名字の方が多いことに気づきました。
その中で、一番珍しそうなのは「乳井」さんでしょうか。
乳井サンジョルジュさんは甘いマスクで、たいていの人に優しい人です。でも、酔ってくると他人に歌を強要するクセがあり、行きつけだという店で乳井さんと店のおじさんを相手に、その中では私しか知らないような曲を歌ったことがありました。
異業種の乳井さんの仕事場にある日お邪魔すると、そこの社長の奥さんがいらして、「この人は前にね、隣の家の奥さんとデキちゃってたいへんだったのよ」と、本人を前にして言います。
当の乳井さんは、フンをするところを見られてる犬みたいに、困ったような思案中みたいな神妙な顔で、じっとくうを見つめていました。
その社長の奥さんという方がまた、退屈なくらいだったらその程度の事件の一つや二つドンと来い超常現象というさばけた人で、乳井さんを見る目がむしろ誇らしげに見えたものです。