かみさん日記

平凡な暮らしですが毎日同じでないから面白い。
年寄りの他愛ない日常を綴っています。   

市民劇場定例会

2011-09-14 | Weblog
 今月の市民劇場はこまつ座の「父と暮らせば」だった。
 井上ひさし・作で広島の原爆問題をテーマにした作品。

 原爆で生き残った事を「申し訳ない」と苦しむ娘が主人公。
 ほのかに芽生える恋心も押さえつけ地味に生きようとしている。

 ある時、死んだ父(幽霊?)が突如現われて娘にエールを送る。
 苦しい体験を封印するのではなく、前向きに生きろと励ます父。

 恋の結末は明らかではなかったが希望が予感される幕引きだった。
 娘父の二人芝居で場面展開も無く地味な舞台だったが引き込まれた。

 「知らないふりをするのは罪深い事だから広島を書く」作者の弁。
コメント
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