競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

苦しさと速さ、どちらを選ぶ?

2011年10月09日 | 水泳
鈴木大地さんのオリンピック金メダルは、バサロキックを巧みに使って掴み取った。
決勝ではバサロキックの距離を伸ばしたのだ。
当然バサロキックは苦しい。
しかし、速い。
苦しさよりも速さを選択した結果の金メダル獲得。

1500mのレースも様変わりした。
2ビートが主流の時は、キックを使い過ぎると持たなくなる、ともっともらしい言葉でディスタンスレースが行われていたが、現在は6ビートで泳ぐ選手がいる。
これも苦しさよりも速さを選択した訳だ。

レベッカソニ選手が200mを21秒で泳いだ際のストローク数は約90ストローク。
22秒で泳ぐエフィモア選手はストローク効率はソニ選手よりは高いけれども、ソニ選手が選んだのはやはり速さ。
もちろんエフィモア選手も負けるつもりで泳いでいる訳ではないと思うが。

ロクテ選手が練習中に6回のドルフィンキックを入れるのも苦しさよりも、速さを手に入れたいから。

その場しのぎの、苦しさ逃れのトレーニングは結局は本番では全く通用しない。
練習で積み重ねてもいないのに、どうして本番だけ出来るのか?

足し算のドリルしかしていなくて、難関大学に受かるなんてことは決してあるはずがない。
でも、机に向かってる時間を勉強というならば、それは錯覚しても仕方ないことかも知れない。

2016 「See You Again」

2015「繋心」

2015「HAC」

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