Week blogになりつつある今日この頃ですが,
今週は第2サイクルの週間でした.
火曜日は看護医療学科の第2回の講義で,
動物的感情と人間固有の感情の違いから,
回避,攻撃,接近する人間の動物的な本能の意味について,
話し,患者のこころのケアの素地をつくるような話をしました.
また,県民性があるのかという議論をして,
奈良県と大阪府,京都府,兵庫県などの違いについて意見を出し合い,
なぜそのような県民性が生まれるかを脳科学から話しました.
その日は19時半から大学院の講義もあり,
科学的研究の手続きについて,
研究の種類,そしてそれがどのような場合に実施されるのか,
そして,どのような手続きで行うのかについて話したのち,
簡単な統計の話をしました.
自分がどの種類の研究手法を選択するのか,
そうした知識もないと,
データをただ単にとって,なんもわからなかったということになりかねない.
自分の立ち位置を考える意味でも,そういう知識は多い方が良いと思う.
水曜日は,教育学部の授業で,
ここでは,胎児期の脳の発達について話し,
五感の形成こそが,環境,身体,脳をつないでいく大事な発達であることを話し,
また,マクリーンの三位一体説から,
爬虫類脳,旧哺乳類脳,新哺乳類脳の協調性こそが,
人間たらしめる現象であることを説明し,
自分をメタ認知する意味でも,
あ,今爬虫類脳が・・・あ,今旧哺乳類脳が暴走している・・・
と自分を自分が考察するようになれば,
問題解決の糸口になるということを話しました.
脳科学を知るだけでは教育学部としては意味がない.
どのように脳科学を使うかが大事なので,
応用する能力を養う素地をつくろうと思っています.
そのあと,大学パンフレットの取材を受け,
看護医療学科でなぜ教えているかを伝えました.
こころのケアというが実際にはやれていないのが現状です.
それはファッションにすぎず,やはり,知識を持つことで,
相手の気持ちにたてるのです.
本来,人間は無意識に共感する能力をもっていますが,
それも使わなければ減っていきます.
仕事に忙殺されると,その共感ニューロンも使われていきません.
脳を知ることで,患者さんの気持ちにたてる意味をしゃべりました.
一方,チーム医療が叫ばれているが,これもファッションのように見えてしまいます.
共同注意の重要性について,学生に科学的にしゃべることで,
それを理解してもらおうと試みています.
概念だけ説明しても,身につかないと自分の人生からわかっています.
水曜日の夜は,「ニューロリハビリテーショングループ」のミーティングを行い,
今年度のニューロリハセミナーの役割分担を決め,
昨年度の内容に加えて,間脳の構造と機能を基礎編に入れ,
そして,注意の脳内機構を応用編に入れました.
さらに,臨床編ではataxiaとパーキンソン病が窮屈だったため,
時間の延長を行います.
すべてのコースが定員をオーバーして締め切ったため,
少し大がかりになりますが,みんなで協力してよい資料づくりを行いたいと思います.
われわれ自身がアップデートするのが楽しみです.
昨日は毎回ハードな曜日で,
朝は発達系理学療法学の授業.
神経系の発達,胎児の発達,そして中枢神経系の構造と機能から原始反射の存在について話しました.
覚えるものは覚える,考えることは考える.
そのメリハリが2年生には必要です.
Primitive reflexesは英語でyoutubeで検索すると様々なものが視覚的に学習できます.
午後最初は神経系理学療法学.
Agnosiaの種類,症状を話したのち,
Neglect syndrome について話し,
半側空間無視の神経機構,病態をビデオで観察し,
その後.評価について話しました.
いよいよ,脳生理と病態,そしてどのように評価するのか,
そして,どのような治療があるのか,そして,どのように治療を計画しなければならないのかについて話していきます.
大学教育として,古典と最新をまぜ,畿央大学の個性として,
世に出てもらいたいと思います.
そのあと,大学パンフレットの撮影を終え,
3年生の面談を行い,
教授会に出席し,
大学院委員会に出席し,
そして18時より大学院修士課程の必修授業に入りました.
美術の歴史と科学の歴史の関係を話したのち,
なぜ研究が必要なのかという大学院学を話し,
その後,学びのストラテジーと題して,
マズロウの欲求から,欲求の重要性について話したのち,
強化学習システムについて科学・文化の視点から話しました.
大学院生は社会人の方が多く,
自己実現のために来られていまが,
やはり,生理的,安全の欲求があってこそ,
であり,私生活を安定させるのも,
研究活動をしていく上で重要な環境要因であることを話しました.
その後,ドーパミン神経細胞がどのようにして興奮するかを話して,
目標をどこに設定するのかのコツ・ヒントを与えました.
院生にはおそらく?私の年上の方もみられ,人生経験が豊富な方々には釈迦に説法かもしれませんが,再認識の意味でも語っておきたいものですので,「感情」「欲求」の意味性について語り,感情的学習法の手続きを示しました.
19時半に授業を終え,そのまま研究室M2の進捗状況発表会に出て,
永幡君のoptic flowに関する研究,
坂東君のOAのイメージ生成に関する研究,
そして,草場君のミラーニューロンシステムに関する研究について聴き,
どれも,計画としては完成しつつあるので,倫理委員会申請にgoサインを出しました.
21時半ぐらいまでかかりましたが,疲労感のなか,
よい研究案をきき,うれしく思いました.
この日はいつも死んだように寝てしまいます.
授業4コマ,会議2コマでしたので,もはや,自分の研究活動は木曜は気力なく,
家路を急ぎました.
これも生理的欲求なのでしょう.
よき研究,創造が可能になるのも,
多少ゆとりが必要です.
さて,今から岡山に向かいます.
明日は千葉で講演です.
一時帰宅し,そのまま実習訪問で福岡です.
今週は第2サイクルの週間でした.
火曜日は看護医療学科の第2回の講義で,
動物的感情と人間固有の感情の違いから,
回避,攻撃,接近する人間の動物的な本能の意味について,
話し,患者のこころのケアの素地をつくるような話をしました.
また,県民性があるのかという議論をして,
奈良県と大阪府,京都府,兵庫県などの違いについて意見を出し合い,
なぜそのような県民性が生まれるかを脳科学から話しました.
その日は19時半から大学院の講義もあり,
科学的研究の手続きについて,
研究の種類,そしてそれがどのような場合に実施されるのか,
そして,どのような手続きで行うのかについて話したのち,
簡単な統計の話をしました.
自分がどの種類の研究手法を選択するのか,
そうした知識もないと,
データをただ単にとって,なんもわからなかったということになりかねない.
自分の立ち位置を考える意味でも,そういう知識は多い方が良いと思う.
水曜日は,教育学部の授業で,
ここでは,胎児期の脳の発達について話し,
五感の形成こそが,環境,身体,脳をつないでいく大事な発達であることを話し,
また,マクリーンの三位一体説から,
爬虫類脳,旧哺乳類脳,新哺乳類脳の協調性こそが,
人間たらしめる現象であることを説明し,
自分をメタ認知する意味でも,
あ,今爬虫類脳が・・・あ,今旧哺乳類脳が暴走している・・・
と自分を自分が考察するようになれば,
問題解決の糸口になるということを話しました.
脳科学を知るだけでは教育学部としては意味がない.
どのように脳科学を使うかが大事なので,
応用する能力を養う素地をつくろうと思っています.
そのあと,大学パンフレットの取材を受け,
看護医療学科でなぜ教えているかを伝えました.
こころのケアというが実際にはやれていないのが現状です.
それはファッションにすぎず,やはり,知識を持つことで,
相手の気持ちにたてるのです.
本来,人間は無意識に共感する能力をもっていますが,
それも使わなければ減っていきます.
仕事に忙殺されると,その共感ニューロンも使われていきません.
脳を知ることで,患者さんの気持ちにたてる意味をしゃべりました.
一方,チーム医療が叫ばれているが,これもファッションのように見えてしまいます.
共同注意の重要性について,学生に科学的にしゃべることで,
それを理解してもらおうと試みています.
概念だけ説明しても,身につかないと自分の人生からわかっています.
水曜日の夜は,「ニューロリハビリテーショングループ」のミーティングを行い,
今年度のニューロリハセミナーの役割分担を決め,
昨年度の内容に加えて,間脳の構造と機能を基礎編に入れ,
そして,注意の脳内機構を応用編に入れました.
さらに,臨床編ではataxiaとパーキンソン病が窮屈だったため,
時間の延長を行います.
すべてのコースが定員をオーバーして締め切ったため,
少し大がかりになりますが,みんなで協力してよい資料づくりを行いたいと思います.
われわれ自身がアップデートするのが楽しみです.
昨日は毎回ハードな曜日で,
朝は発達系理学療法学の授業.
神経系の発達,胎児の発達,そして中枢神経系の構造と機能から原始反射の存在について話しました.
覚えるものは覚える,考えることは考える.
そのメリハリが2年生には必要です.
Primitive reflexesは英語でyoutubeで検索すると様々なものが視覚的に学習できます.
午後最初は神経系理学療法学.
Agnosiaの種類,症状を話したのち,
Neglect syndrome について話し,
半側空間無視の神経機構,病態をビデオで観察し,
その後.評価について話しました.
いよいよ,脳生理と病態,そしてどのように評価するのか,
そして,どのような治療があるのか,そして,どのように治療を計画しなければならないのかについて話していきます.
大学教育として,古典と最新をまぜ,畿央大学の個性として,
世に出てもらいたいと思います.
そのあと,大学パンフレットの撮影を終え,
3年生の面談を行い,
教授会に出席し,
大学院委員会に出席し,
そして18時より大学院修士課程の必修授業に入りました.
美術の歴史と科学の歴史の関係を話したのち,
なぜ研究が必要なのかという大学院学を話し,
その後,学びのストラテジーと題して,
マズロウの欲求から,欲求の重要性について話したのち,
強化学習システムについて科学・文化の視点から話しました.
大学院生は社会人の方が多く,
自己実現のために来られていまが,
やはり,生理的,安全の欲求があってこそ,
であり,私生活を安定させるのも,
研究活動をしていく上で重要な環境要因であることを話しました.
その後,ドーパミン神経細胞がどのようにして興奮するかを話して,
目標をどこに設定するのかのコツ・ヒントを与えました.
院生にはおそらく?私の年上の方もみられ,人生経験が豊富な方々には釈迦に説法かもしれませんが,再認識の意味でも語っておきたいものですので,「感情」「欲求」の意味性について語り,感情的学習法の手続きを示しました.
19時半に授業を終え,そのまま研究室M2の進捗状況発表会に出て,
永幡君のoptic flowに関する研究,
坂東君のOAのイメージ生成に関する研究,
そして,草場君のミラーニューロンシステムに関する研究について聴き,
どれも,計画としては完成しつつあるので,倫理委員会申請にgoサインを出しました.
21時半ぐらいまでかかりましたが,疲労感のなか,
よい研究案をきき,うれしく思いました.
この日はいつも死んだように寝てしまいます.
授業4コマ,会議2コマでしたので,もはや,自分の研究活動は木曜は気力なく,
家路を急ぎました.
これも生理的欲求なのでしょう.
よき研究,創造が可能になるのも,
多少ゆとりが必要です.
さて,今から岡山に向かいます.
明日は千葉で講演です.
一時帰宅し,そのまま実習訪問で福岡です.