百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

節分の思い出

2014年02月03日 18時05分34秒 | 随想

        百歳向かってもう一度歩いて世界一周 2月 3日(月)晴れ

  節分。千曲川堤防には雪は全くなく、スニーカーで快調に歩く。2月になっても長靴なしで過ごせるとは夢のような話だ。

 節分とは立春・立夏・立秋・立冬の各季節の始まる日の前日を云うのだそうだが、今の世は、節分と言えば立春の前日のことだ。

 節分には忘れられない苦い思い出がある。「赤貧洗うが如し」という言葉があるが、それの見本のような暮らしをして居た我が家に或る日福音が舞い込んだ。

 浅草の観音様で節分の日に<おカネ>を撒くというのだ。この話に飛びついて、親父を除いて、全員でおカネを拾いに行くことになった。2.26事件の起きた年だと思う。私が5年生・妹が3年生学校を休んで拾いに出掛けた。おカネを稼ごうというのだから市電になんて乗っては行かぬ。神保町から歩いて浅草の観音様まで行くのは子供にとってはとてもきつかったが、お金持ちになれるというので我慢した。

 観音様のお堂の中は、大人で満員、とても子供の入る余地などない。でもおカネを拾って帰らなければならないので、私はその中に入れて貰った。豆が撒かれると、撒かれた方にぐらっと揺れる。反対の方に撒かれると、反対の方に揺れる。後ろの人が「子供は危ないから外に出してやれ!」と怒鳴ったが、私はおカネを拾いにきたのだから我慢していた。

 こっちに揺れ、あっちに揺れしている裡に、足を踏まれて短靴が脱げた。靴を探すゆとりもない。はだしの足を革靴で踏まれるのだからたまらない。とうとう堂の外に逃げ出した。

 折から雪が降りだした。裸足で神田まで歩いて帰ることは出来ないので、みんなで市電に乗って帰って来た。学校を休んでまでしておカネを拾いに行ったのに、短靴を取られた上、28銭の貴重なおカネを使ってしまった。「泣きっ面に蜂」とはこういうもんだ。惨めな思い出だが、節分の懐かしい思い出だ。

               百歳向かってもう一度歩いて世界一周 2月 3日(月)  

 

日数「日」

歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

    1        

19,096

13,367

 

今  月

56,387

39,471

18,796

今  年

34

619,957

433,970

18,234

2005年から

3,291

47,536,481

33,275,537

14,444

70歳の誕生から

6,823

 

129,486,612

90,640,628

18,978

北大西洋グリーンランド島からカナダに入国「 カートライト」に向かって後397,519