(1)の考え方
4回目のAを録画し始める前には、ACBCの1セットを合計3セット録画しているので、まずその時間を求めます。
(5分10秒+10秒+2分56秒+10秒)×3=25分18秒
この次に4回目のAが来ます。
ですから、1番短い場合は、これを超えた時間ということになります。
一番長い場合は、これにA1回分を足した分に少し欠けたということになります。
25分18秒+5分10秒=30分28秒
25分18秒より長く30分28秒より短かったという答えが求められます。
「~より長い」「~より短い」という、算数・数学での用語の使い方に注意してください。
(2)の考え方
AとBの1セットが一つの単位となります。
ここからがポイントです。
テープの長さを標準モードで使う時間で考えます。
Aを標準モードで録画するのに必要なテープは5分10秒分ですが、
2倍モードで録画するのに必要なテープは5分10秒÷2=2分35秒分です。
同様にBを標準モードで録画するに必要なテープは2分56秒分ですが、
2倍モードで録画するのに必要なテープは2分56秒÷2=1分28秒分です。
初めはAもBも標準で録画しますから、使うテープの長さは
5分10秒+2分56秒=8分6秒分
途中の1回は、Aは標準モード、Bは2倍モードで録画するので、使うテープの長さは
5分10秒+1分28秒=6分38秒分
その後はずっとAもBも2倍モードで録画するので、使うテープの長さは
2分35秒+1分28秒=4分3秒分
さあ、これで役者がそろいました。
いよいよ面積図にまとめましょう。
途中の変則的な回は1回だけですから、余った43秒と一緒に全体から引いてしまいましょう。
60分-(6分38秒+43秒)=52分39秒=3159秒
するとどうでしょう。
単なる「つるかめ算」になってしまいましたね。
1回分引きましたから、全体の回数が9回だということに注意!
後は、分数を使って「分」でまとめるか、
数は大きくなるけれど、整数で処理できる「秒」にまとめるか、
それは自由。
多分、「秒」にそろえた方が楽だと思うけれど。
図をアップするゆとりがないので式だけ示しておきます。
「秒」にまとめた式です。
両方とも標準で録画した回数の次の回から2倍モードでBを録画しましたから
486秒の回数が分かれば良いですね。
ですから、243秒にそろえます。(つるかめの大鉄則!)
243×9=2187
3159-2187=972
972÷(486-243)=4
4+1で
5回目のBからという答えが求められます。

やった~