中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

雙葉中学校2010年入試問題・解答解説

2010年06月27日 | 中学受験算数・解き方
与えられた条件が二つあることに気付きましたね。

(一つ目の条件から分かること)
できるだけ多くの本を並べる。

薄い本から並べる。

26冊になり27冊目は並ばない。

1.5cm×10冊+3cm×15冊+7cm×1冊=67cm

残っているのは7cmの本だけなので本箱の幅は67cm以上74cm未満。
(74=67+7)

(二つ目の条件から分かること)
本箱にぴったりに並べると全部で23冊で、そのうち3cmの本は14冊。

3×14冊=42cm
(Bだけの厚さの合計)

67cm-42cm=25cm
74cm-42cm=32cm

残り9冊の合計が25cm以上32cm未満
使える本は7cmか1.5cmの本

ここまで条件が絞り込めたので後は書き出しでOK。
A(7cm)は5冊しかないので、そちらから書いていきます。

7cmの本の冊数 1.5cmの本の冊数 合計の厚さ

5冊(35cm) 4冊(6cm)    41cm
4冊(28cm) 5冊(7.5cm)  35.5cm
3冊(21cm) 6冊(9cm)    30cm→条件通りはこれだけ。
2冊(14cm) 5冊(10.5cm) 24.5cm

合計の厚さは5.5cmずつ薄くなるということから計算で求めた方が速いかもしれませんが、そう大きな違いではないですね。

答え
A(7cm)3冊
C(1.5cm)6冊
  (AとCとの順番を間違えないようにね)
本箱の幅 42cm+30cm=72cm