中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

立教新座2009年算数1(3)・解説(答え)

2009年02月03日 | 中学受験算数・解き方
9768÷5=1755・・・3
9768÷7=1395・・・3

ということは、9768÷A=整数・・・3
つまりAは9768-3=9765の約数ということになります。

9765を素因数分解してみましょう。
3×3×5×7×31

9765の約数は
1×9765
3×3255
5×1755
7×1395
9×1085
15×651
21×465

まあ、この問題では、この辺で止めておいて構いませんね。

さあ、ここからが、国語の問題です。

「このような数Aの中で、3番目に小さい数を求めなさい。ただし、数Aは5と7とは異なる数とします。」と書いてあります。

ということは、数Aは5や7とは異なる9765の約数で3より大きい数ということです。
なぜ3より大きいかというと、割った時にあまりが3になるからです。
ですから候補は9から始まります。
その中で3番目に小さい数を求めなさいということです。
つまり、21が正解ということになります。
あわてて9と答えた人が多かったのではないでしょうか。