中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

予習シリーズ6上9回基本問題1(1)の類似問題・解き方

2014年08月14日 | 中学受験算数・解き方
和が12になる3つの数字の組み合わせを書き出すと、次のようになります。
このとき、思いつきで書き並べたら抜けが出やすいのは言うまでもありません。
ですから、大きい数順に並べるというルールで書き出していきましょう。

(9,3,0)
(9,2,1)
(8,4,0)
(8,3,1)
(8,2,2)
(7,5,0)
(7,4,1)
(7,3,2)
(6,6,0)
(6,5,1)
(6,4,2)
(6,3,3)
(5,5,2)
(5,4,3)
(4,4,4)

数字の組み合わせは以上です。

次にこれらの組からそれぞれ何通りの3桁の数ができるかを考えていきます。

(9,3,0)からは930,903,390,309の4つの数ができます。これは積の公式を使って、2×2×1=4と求めることもできます。
百の位に0は使えないので2通り。十の位は残り2つの数のどちらでも良いので2通り。一の位は残りの数字一つですから1通りという意味です。これらの自由な組み合わせで3桁の数ができるので、それぞれの数字を掛け合わせるのです。これが積の公式の意味です。
ということで、4通り。

(9,2,1)にも積の公式を使いましょう。3×2×1=6です。
9も2も1もどの位でも使えるので、この式となります。
ということで6通り。

(8,4,0)は数字の構成は(9,3,0)と同じですから、4通り。

(8,3,1)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(8,2,2)は、8がどの位に来るかで考えれば良いです。ですから3通りです。
念のために書いておくと、833,383,338の3通りということです。

(7,5,0)は数字の構成は(9,3,0)と同じですから、4通り。

(7,4,1)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(7,3,2)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(6,6,0)は0があり、同じ数字があるというやっかいな組みなので、書き出しで求めます。660と606の2つですから、2通り。

(6,5,1)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(6,4,2)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(6,3,3)は数字の構成は(8,2,2)と同じですから、3通り。

(5,5,2)は数字の構成は(8,2,2)と同じですから、3通り。

(5,4,3)は数字の構成は(9,2,1)と同じですから、6通り。

(4,4,4)は444以外の数はできないのは説明するまでもないでしょうから、1通り。

以上を足し合わせます。

6通り×7+4通り×3+3通り×3+2通り+1通り=66通り

答 66通り