中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

1998年筑波大学附属中学校入学試験問題。算数5番。解き方

2016年02月26日 | 中学受験算数・解き方
4321から369の倍数を引くと、□の数が求められます。
□の数は、1,2,3,4の数からできている4桁の数ということですから、1の位の数も1か2か3か4です。
一方、369の1の位は9ですが、9の倍数の1の位には全ての数が出てきますから、369の何倍の数を引けば、□の数の1の位が1か2か3か4になるかと考えます。
つまり、369の倍数の1の位がいくつならば□の数の1の位が1~4のどれかになるかと考えていくのです。

(4321-9)の1の位の数=2(OKです)
次に進みます。
4321-369=3952(NGです)
一応4桁全てを書きましたが、解く時は、10の位に5が出た時点でNGと分かりますね。

(4321-8)の1の位の数=3(OKです)
次に進みます。
369×2=738
4321-738=3583(NGです)
これも10の位が8ですから、その時点でNGと分かりますね。

(4321-7)の1の位の数=4(OKです)
次に進みます。
369×3=1107
4321-1107=3214(OKです)

答え 3214