中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

2009年・智辯学園和歌山・後期・解説(答え)

2009年09月12日 | 中学受験算数・解き方
東京出版「中学への算数2009年4月号P.23」に掲載された問題です。
私の解法も、まず表にまとめるということで、解き方の基本は同じですが、求める数を①(丸1)と置かせるところが少し異なります。
ここでは便宜的に①(丸1)ではなく、xとしておきます。

【ステップ1】
まず表にまとめます。

     赤い袋   白い袋
赤玉    x    45-x  45
白玉   50-x   59-x  55
      50    50

【ステップ2】
上の表を見ていると、白い袋についての個数からxについての式が作れると分かります。

【ステップ3】
実際に式を作り、xを求めます。
(45-x)+(59-x)=50
45-x+59-x=50
104-2×x=50
逆算の考え方から
2×x=104-50と分かります。
2×x=54
x=54÷2=27

xを使って立式して、それを解いただけなので、方程式で解いたように見えますが、xの代わりに①(丸1)を使うと、2×xが②(丸2)と表せて、割合の問題を解いているのと同じ感覚で解けます。
中学の先生方もこの解き方なら正解として認めてくれると思います。

ということで、答えは27個です。

手元に「中学への算数2009年4月号」がある方は、P.32に載っている解法と比べてみてください。