中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

麻布中学2005年算数3番・解説(答え)

2008年07月04日 | 中学受験算数・解き方
(1)の解き方
xを【1】とします。
x+xは【2】となります。
(生徒に教える時は①(マル1)や②(マル2)と置きます。)
(ここでは、文字化け等を考慮し、【】の記号にしました。)

もとの数→一の位を四捨五入した数→もとの数の範囲
(Aの式)12→10→5から14
(Bの式)12+【1】→ア→?
(Cの式)12+【2】→40→35から44
(Dの式)12+【3】→50→45から54
(Eの式)12+【4】→70→65から74
(Fの式)12+【5】→イ→?

C,D,Eの式を整理して【1】すなわちxを求めます。

Cの式より
【2】=(35-12)から(44-12)
【2】=23から32
【1】=11.5から16
【1】=12、13、14、15、16

Dの式より
【3】=(45-12)から(54-12)
【3】=33から42
【1】=11から14
【1】=11、12、13、14

Eの式より
【4】=(65-12)から(74-12)
【4】=53から62
【1】=13.25から15.5
【1】=14、15

上の3つの条件を全てクリアできるのは14だけ。
よって、x=14

(2)の解き方
(1)が解ければ(2)は簡単ですね。
12+14=26ですから、ア=30
12+14×5=82ですから、イ=80