blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

平和主義が過ぎる

2015-01-08 23:59:59 | 日記
世間的には遅めの忘年会をやったわが部署は、今日はかなり早めの新年会でした。
飲み会を言い訳にでもしないと早く帰れない雰囲気のわが部署、周りを気にせず18時半には仕事を終わらせ、真っ先に会場に到着したうちの一人となりました。

場所はこれまでも何度もお世話になっているところ、前の部署の有志で訪れたこともあるくらい私にとってはなじみでした。
普段は麺類とドンブリもの中心の何ということはない大衆食堂の趣ですが、貸切で宴会となればそんじょそこらの居酒屋辺りには真似のできない料理が出てきます。
一定の予算で、お酒はセルフで作り放題、普段のメニューも頼めばいくらでも出てくるという素晴らしい条件での食事は非常に楽しいものでした。

約半分は一次会で帰ってしまい、約半分が近くのジャズが流れるバーに行きました。
そこは私にとっては初めての場所であり、興味深く周りを眺めていましたが、そのうち一人のベテランさんがしつこく絡んでくることになりました。
4人で座っていた席の中で、誰の援護射撃も得られずひたすらお説教を聞くばかりの時間となってしまいました。
話の内容は、会話の途中に人の話の腰を折るななど冷静に考えれば至極真っ当なもので、気分は良くないながらも耳をふさぎたくなるような感じにはなりませんでしたが、話の主には決定的に欠けている視点がありました。

私が約4年半過ごした前の部署の中で、他人にはとりあえず言わせるだけ言わせておけ、ボールを投げ返すのはそれからでいいということでは、正直クセ者ぞろいとも言える環境で私自身が早晩つぶされていたということです。
極端な物言いにはなりますが、イスラエルあたりでは周りが敵国だらけであり、小学生でも背中に銃をかついで学校に通っているといいます。
何をおいても、仕掛けてくる人間には必要以上に自らの領域に入り込ませないという方法論は、4年半という時間を乗り越えるためには間違った選択肢ではなかったと思います。
今はもう環境が違うのだからそこまで考えなくてもいいというのなら話は通りますが、ただただ「オマエはおかしい」と言われるばかりでは不愉快にならないほうがそれこそおかしいというものです。
前の部署を含め様々な劣悪な環境の中で培われた考え方を急に転換することは難しく、たまたま酒の勢いで急にどうこう言われても、こちらとしては「平和主義に過ぎるな」と考えるばかりです。

毎回こんなことになるなら、やはり会社の飲みは一次会でさっさと帰るのがいいと学習できたのが唯一の収穫でした。
職場という戦場にいて、味方もいるが敵も含む集団と飲んでいても気晴らしにはなりません。
昼ごはんを弁当持参にして昼休みを完全に自分の時間にしてしまったように、拘束されている時間の中でなるべく自分のリズムでいられる時間をもっと増やさなくてはとあらためて思った木曜の夜でありました。

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