毎月最終日はその月を振り返る。
公私ともいろいろあって、オーバーに言えば外の世界の難しさを思い知った感じがする。
昨年の今頃に比べると仕事の量はかなり落ち着いている。
この一年あまりの間は製造が追いつかない商品がたくさんあって、毎日のように通常の出荷に上乗せになり帰りが遅くなる日が続いた。
世の中の追い風はまだ受けているものの、今年の四月あたりからそういった商品はほとんどなくなってきて、ここのところは通常の注文のみに対応する日が多い。
薄給の身には残業代が少ないのはこたえるが、現場仕事だけに毎日平均的な仕事量で流れていくのが望ましい。
違う業種で働く友人などを思えば、まだ明るいうちに帰ることができる今の状況というのは職業生活としてはかなりありがたいものだ。
ナンバーツーのK氏が単なる電話番と化している状況は変わらないが、中間層の動きが改善する兆しも見えない。
仕事が落ち着いている分、中間層が好き勝手にやりたいことだけやって面倒なことは他の社員へという構造が固定化してきている。
午後の四時ごろになれば箱詰め作業もだいぶ終わりに近づくのだが、中間層の人間はその三十分くらい前からいそいそと工場や外部から入ってきた商品を「入れるほう」を優先して動き始める。
何度も書くようにわが部署で優先すべきは出荷作業であり入庫や場所移動ではない。
商品が送られた先のお客さんまではイメージできなくても、外部の方としては毎日出入りする運送業者さんたちがいて、遅くなればただ待たせることになる。
まずは箱詰めを早く終わらせて運送屋さんに早く引き渡すのがわが部署の責務であり、仮に梱包スペースがいっぱいでも別の机を使って作業はいくらでもできる。
それなのに、まるでそれしか生きている楽しみがないかのごとくに入庫作業のほうに傾注してしまうのはどうにも理解しがたいが、箱詰めは細かくて面倒だから他の社員がやってくれるなどという甘い気持ちがあるのは間違いない。
面倒なことを避けて好きなように動いて堂々と高い給料をもらっているのだから言葉がない。
指示する側とされる側の溝はこれ以上ないくらい深まっている。
プライベートでは、同級生が企画してくれた飲み会をきっかけにして、会って遊びに行きたい旨を何人かに伝えてみたがいずれも実現できなかった。
6月前半の二週くらいの間で失敗が続いたものだから、仕事以上の疲れを感じながら過ごす日々もあった。
若い頃に比べると自分に自信は付き、会話があまり苦ではなくなってはきているものの、押したり引いたりのカンどころがまだつかめていないようだ。
最低限の礼儀はわきまえつつも、形式にこだわらず思いに従ってあきらめずに動くことしかない。
相手があることは自分ひとりで解決できることの数倍、数十倍の難しさがあり、そこを乗り越えた時、また人として階段を一つ登ることになるのだろう。
まだ梅雨は明けないがいよいよ夏本番という時期に入ってくる。
暑いのが当たり前になっている近年、健康には引き続き気を使っていきたい。
公私ともいろいろあって、オーバーに言えば外の世界の難しさを思い知った感じがする。
昨年の今頃に比べると仕事の量はかなり落ち着いている。
この一年あまりの間は製造が追いつかない商品がたくさんあって、毎日のように通常の出荷に上乗せになり帰りが遅くなる日が続いた。
世の中の追い風はまだ受けているものの、今年の四月あたりからそういった商品はほとんどなくなってきて、ここのところは通常の注文のみに対応する日が多い。
薄給の身には残業代が少ないのはこたえるが、現場仕事だけに毎日平均的な仕事量で流れていくのが望ましい。
違う業種で働く友人などを思えば、まだ明るいうちに帰ることができる今の状況というのは職業生活としてはかなりありがたいものだ。
ナンバーツーのK氏が単なる電話番と化している状況は変わらないが、中間層の動きが改善する兆しも見えない。
仕事が落ち着いている分、中間層が好き勝手にやりたいことだけやって面倒なことは他の社員へという構造が固定化してきている。
午後の四時ごろになれば箱詰め作業もだいぶ終わりに近づくのだが、中間層の人間はその三十分くらい前からいそいそと工場や外部から入ってきた商品を「入れるほう」を優先して動き始める。
何度も書くようにわが部署で優先すべきは出荷作業であり入庫や場所移動ではない。
商品が送られた先のお客さんまではイメージできなくても、外部の方としては毎日出入りする運送業者さんたちがいて、遅くなればただ待たせることになる。
まずは箱詰めを早く終わらせて運送屋さんに早く引き渡すのがわが部署の責務であり、仮に梱包スペースがいっぱいでも別の机を使って作業はいくらでもできる。
それなのに、まるでそれしか生きている楽しみがないかのごとくに入庫作業のほうに傾注してしまうのはどうにも理解しがたいが、箱詰めは細かくて面倒だから他の社員がやってくれるなどという甘い気持ちがあるのは間違いない。
面倒なことを避けて好きなように動いて堂々と高い給料をもらっているのだから言葉がない。
指示する側とされる側の溝はこれ以上ないくらい深まっている。
プライベートでは、同級生が企画してくれた飲み会をきっかけにして、会って遊びに行きたい旨を何人かに伝えてみたがいずれも実現できなかった。
6月前半の二週くらいの間で失敗が続いたものだから、仕事以上の疲れを感じながら過ごす日々もあった。
若い頃に比べると自分に自信は付き、会話があまり苦ではなくなってはきているものの、押したり引いたりのカンどころがまだつかめていないようだ。
最低限の礼儀はわきまえつつも、形式にこだわらず思いに従ってあきらめずに動くことしかない。
相手があることは自分ひとりで解決できることの数倍、数十倍の難しさがあり、そこを乗り越えた時、また人として階段を一つ登ることになるのだろう。
まだ梅雨は明けないがいよいよ夏本番という時期に入ってくる。
暑いのが当たり前になっている近年、健康には引き続き気を使っていきたい。