blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

北陸新幹線雑感 PART2

2015-03-29 21:23:36 | 休日
画像は、富山駅前にある商業ビルを使って催されたプロジェクションマッピングです。
細長いビルなので東京駅のような広がりはありませんが、こういうものをナマで見るのは初めてでした。
金曜と土曜の2日間、各々7回ずつくらいやったようなので、催しを知らなくても偶然目にした方も多いかもしれません。
催しの後は、人波も落ち着いていたので富山駅の新幹線ホームを見てみたくなり、入場券を買って何枚か写真を撮ってきました。

さて、土曜の昼間は魚津に所用があり、済んだ後は実家に寄りました。
昼ごはんをいただき、クルマのタイヤも履き替えてノンビリとしていたのですが、夕方前には例によって父親と近くの回転寿司店に行くことになりました。
仕事柄、黒部市にも出入りの多い父親ですが、自然に北陸新幹線の話になりました。
富山県内にある3つの新駅のうち、黒部市のそれは「黒部宇奈月温泉」という長ったらしい名前です。
地元である黒部市でこの駅名がフルネームで定着しているかというとそんなことはなく、もっぱら「新幹線駅」か「新幹線」ということになっているようです。
全国の例にならえば、在来線併設でない新幹線駅は「新⚪︎⚪︎」になるのが普通ですので、すんなり新黒部でもよかったと思いますが、その名前は富山地方鉄道の新駅が持って行ってしまいました。

新幹線が開業する数年も前に、黒部市が主催する商工フェア的な催しに足を運んだ時のことを思い出しました。
当時は駅名が決まる前で、候補として5つくらいがあがっていて、アンケート調査も行われていたような気がします。
黒部宇奈月温泉もその中に含まれていたと記憶していますが、どちらかというと「なってほしくない」名前だと思っていたので、実際に決定した時にはガッカリしたものでした。
駅名は形の上ではJRが決めるのですが、当然ながら地元の要望をまったく無視というわけにもいかず、結局は合併自治体(旧黒部市+旧宇奈月町)ならではの「いいとこ取り」のような駅名が要望として出されたと推測できます。
おまけの話として、新幹線駅の周辺に宿泊施設が建つ気配すらないのは、宇奈月温泉街からの反発があるからだそうで、駅名の話にしても何にしても、田舎らしい醜い足の引っ張り合いが露呈しているということです。

新幹線の駅に限らず、高速道路のインターチェンジ、平成の大合併時代の新しい自治体の名前など、小さな地域同士でのエゴがぶつかって訳の分からない名前になっているところは黒部宇奈月温泉駅ばかりではなく全国にあります。
小さなパイを何としてでも我が方にと思うから足の引っ張り合いになるのであって、自分のところだけ良ければという視点はそろそろ捨てなくてはなりません。
今後数十年、逃げてはいかないものの名前は本来もっと慎重に決められるべきでしたが、地元にすら定着していないという事実を知るにつけ、あらためて名前というものは大切だなと思うのです。

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北陸新幹線雑感

2015-03-22 21:19:35 | 休日
先週開業した新しい富山駅に行ってきました。
新しいものがオープンする時は、どうせなら当日、もしくは当週という気持ちは私も人間ですので持っています。
でも、さすがにこれだけの話題となると、すぐの時期はあまりにつらいかもと考え、あえて開業当週は別のところに出て行くなどしました。
今週末も天気には恵まれましたので、いよいよガマンもきかず、土曜の真っ昼間に足を運びました。

一週後とはいえ、人が多い状況は変わらなかったようで、まさか富山駅で人をよけながら歩くとは思いませんでした。
入場券を求める方の列も依然多かったため、新幹線ホームには行かず、しかし駅舎周辺は一通り見て歩きました。
市内電車が高架駅の下に潜り込む形で入ってくるなど、さらに数年後に予定される駅の南北の直結の前段階を見ることになりました。
南北直結に関しては、自動車道路も含めた事業そのものが大幅に遅れていて、全てを新幹線開業に間に合わせることは以前から無理でしたので仕方ありません。

直近の問題としては、新幹線客が駅の北側に出るときに一度南口から出て地下道を通らなくてはならないことがあります。
並行在来線がJRから分離され、上下線すべての高架化にも時間がかかるためですが、経営主体が分かれるとこのような誰も得をしない事態が起こります。
あいの風とやま鉄道にしてみれば、JRの新幹線駅から下りてきた客が自社のホームを通過だけして北口に行かれるのは気持ちのいいものではないでしょうが、数年後の高架化完成まで漫然と今の状態を続けていいのかとは思います。

昨夜は富山市内で飲んでいて少し話題にしたのですが、富山県に関しては、新幹線ができたからといって空の便の客が激減するかというとそうではないような気はします。
市街地に近い便利な場所にあることに加え、立山などの有名観光地は空港の方が近い場合も多いからです。
市内中心部に観光地を多く抱える金沢まで距離がある小松空港のほうが、対新幹線では切実ではないでしょうか。

今のところはせっかくできた新幹線を利用する予定はなく、早く機会を作りたいところです。
東京まで2時間あまりなら、一泊でも十分すぎる予定が組めそうな気もします。
忘れてはいけないのは、これまで富山からは長らく不便だった長野・軽井沢方面が再び便利になったことです。
何でも東京東京ではなく、行きやすい場所が増えたわけなので、そこを起点に新たに見聞を深めることもできそうです。
単なる乗客の立場ですから、せっかくできたものは、好きなように、楽しんで使えばいいと思います。

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ようやく節目

2015-03-14 20:53:09 | 休日
今日は北陸新幹線の開業日でした。
長野止まりだった今までも、名前の上では北陸新幹線ではあったわけですが、金沢までが開業した今日からが実質的な北陸新幹線としてのスタートでしょう。
もともとは東海道新幹線の代替機能を果たすため、上越新幹線あたりよりも先にできていていいはずだったものも、時の政治の力によって翻弄されてきた歴史があります。
しかし過ぎたことは仕方がなく、2015年の今、ようやくの節目を迎えたことは素直に喜んでいいことだと思います。

大きなプロジェクトには必ず「光と影」はあり、開業当日の今現在も問題は確かに存在し、今後発生する問題もあるでしょう。
SNS上には、誰得だなんだと言ってことさら影の部分ばかりをあげつらい、あたかも富山県のネガティブキャンペーンのような言説を飽きもせずに垂れ流す輩もいます。
大いなる謙遜なのか、愛情の裏返しなのかは分かりませんが、あまりに内容がひどいため、たまりかねて非表示にしてしまったほどです。
こういった向きは、政府に止められてもクリミアに行った元首相と同じ精神構造を持っていると見るべきで、ハナから相手にするだけムダなタイプと言えますし、富山県には本来いらない人間ということです。

昨夜のBSフジ「プライムニュース」には、富山市の森市長が富山のスタジオから出演されていました。
地方の不安をいたずらにあおるような司会者の振りはあったものの、過去に見聞きした街づくりのスタンスに関しての発言はまったくブレるところがなく、番組の中での存在感はひいき目を割り引いても一番だったように感じました。
地元の人間が魅力を感じていないところに他地区から人が来るはずなどなく、いくら県や市町村ががんばったところで、最後は住民ひとりひとりが故郷に誇りを持ち、おもてなしの心を持つことが何より大切です。
地元民にとって当たり前のものでも他県の人にとっては驚きになりうるものは実はたくさんあるのだろうと思います。
私自身、「いつでも行けるから」と言い訳をして行っていないところもたくさんあります。
県境を越えて遠出するのも気分転換にはなりますが、県内でもっと多くの場所に足を運び、ひとりの県民・市民のレベルで故郷をもっと深く知る方にも気持ちを向けたいですね。

ホワイトデーの今日、色っぽい話はまったくなかったわけですが、バレンタインデーにはいくばくかの収穫はあったので、お返しを物色しに市内に出ました。
通勤のバスから眺めていて気になっていた洋菓子屋さんなど、初めて足を運んだお店もありました。
イザという時に気軽に「使える」お店は、まだまだ自宅の近くにもたくさんあると思います。
まずは、自分のほんの身の回りから知っていくことがいいのかもしれません。

月初めの不安な状態からは何とか脱し、仕事の上でもやっと異動直後からあった過去の重荷から解放されて、自分自身にとっても今週は節目となった気がします。
公私ともども、文字通り前だけを向いていける態勢にようやくなれたように感じます。
明日も天気はいいようですし、気分を新たに、最近つながった道の通り初めにでも行こうかと考えています。

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許す大切さ

2015-03-08 22:18:56 | 休日
月曜の段階では、何かを話そうとするたびに高ぶりを抑えられないほどに追い詰められた気分になっていました。
しかし今は、自分ならではの仕事も抱え、そうそう長くも休めません。
いろいろな人に、話せることは話したことでわずかながらラクになった気だけはしていました。

それでもやはり、次の日に出て行くのはずいぶん緊張しました。
あれだけの惨めな姿をさらした翌日、急に元気一杯とはいきません。
とりあえず、体だけは出て行って、後のことは考えないことにしました。

仕事を取り巻く環境が必ずしもよくならない現状、本当の最初から周囲を見渡す余裕すらない日々で、会社を空けるまではいかずとも、せっかくの休日もただただヒザを抱えてうずくまるばかりのことが増えました。
自分なりの発散手段でも追いつかないほどに日々の疲れは大きかったのです。

現状を吐き出したところで、仕事の中身も周囲の人間も変わるわけではありません。
火曜日は、他人はともかく、まず出て行けたことでいいんだと自分に言い聞かせました。
今週の予定は少し遅れてしまいましたが、月曜以外は休まず行けたことをまずは喜びたいと思います。

今週末は外出らしいこともでき、貴重な経験もしました。
自分らしい動きにはまだ遠い感じはしますが、毎日少しずつでも取り戻していけたらと思います。

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どう乗り越えるのか

2015-03-02 22:45:55 | 日記
金曜に感じた不調は土日が過ぎても癒えることはなく、そのまま月曜の朝を迎えてしまいました。
もちろん通常の勤務日なので、ダルい体を起こしたのですが、その瞬間に吐き気に襲われ、この時点で今日まともに1日を全うすることはあきらめました。
10年以上も前に最初の会社を辞めざるを得なくなった時と同じような状況が再燃したことのショックはさすがにこたえました。

今日の午前は、申し訳ないやら情けないやらでつらさもピークに達し、思いを吐き出すために行政が運営する相談機関に電話をかけていました。
取り留めのない話に耳を傾けてもらい束の間ホッとしましたが、同時に、会社にもこういった不調に関わる窓口はないですか?とのアドバイスを受け、午後に段取りを組みました。

ここからは社内の人間との話になるので内容は割愛しますが、解決策としてはふたつに分かれます。
今の担当でブチあたっている壁をあくまでも乗り越える努力をするのか、不調の原因にまでなった担当にこだわるのではなく別の道を選択するか、です。

不安定な生活から救ってくれた会社のために、当面は私自身が少しずつでも今の不調から立ち直って元気を取り戻していくことが何より大切ですね。

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