毎月最終日はその月を振り返る。
5月1日の朝は旭川市のホテルで迎え、その日はひたすらJR線で北上して初めて稚内市を訪ねた。
今のところ一般人が行ける我が国最北の地(宗谷岬)に立つことが春の連休の第一目標だったから、北の最果てにして季節外れの寒さ(4℃)を除いては満足のいく日になった。
さて、5月のベストショットは意外なところから。
新千歳空港のモバイル機器の充電スペースに置き忘れてあった付箋。
6月以降の心持ちはほぼこの文面に集約されるような気がして、あえて載せることにした。
自宅ではない場所で始まった5月、旅行の後は実家に厄介になり、世の中のほとんどと同じように8日からが連休明けということになった。
この間今日まで、表面的には同級生との再会や、木曽馬の里訪問、日本ダービーも何とか的中など、プライベートではイイこともたくさんあった。
しかし、日付が変わって6月になろうとしているこの時間、前回も書いたが日々を暮らして行く中でずいぶん苦しい5月だったなという思いである。
あくまで仕事に向かう上での話だが、私自身の気性の荒さが災いして、当地に赴任して一年半を経た今が最も周囲との距離が遠かった。
他人の不幸が大好きな人間の集まりは、ほんの少しの、例えば物の進め方のささいな違いでさえ攻撃の対象にする。
くだらないミスを繰り返しているようだと、たちまち見下ろされて、やることなすこと全てを疑われてとんだ濡れ衣を着せられることにもなる。
それを何とか防ぎたく、赴任当初から動き出しは誰よりも早く、間違いは極限に少なくを心がけ、時には相手の立場や年齢もいとわずあえて大きな声を出し、無駄な空き時間はなるべく作らず、その日その日を納得して終われるようにやってきた。
ここまでやればさすがに一定の抑止力は効いて不当な攻撃を受けることは今はない。
攻撃は受けないが、仕事を離れた場所で交流することは今後ほぼ無理というレベルに達し、私自身にもその気はない。
これだけの時間を経て、仕事を逆方向に回さないことをお互い約束しているだけの極めて薄い関係に帰結したのだから、この先もそこが急に変わることはなく、私自身は「外様」らしく淡々と日々に当たるよりないのだと思う。
すべて私の身勝手ながら、無味乾燥に陥りがちな日々をある意味彩ってきてくれた一人の女性に関しても、お付き合いが続いている方がいることを知り、仕事場での孤独感と併せてここ数ヶ月にはない気分の落ち込みを経験している。
落ち込みといえば、私が当地に来た経緯も考えると、落ち込みすぎて長期離脱というのは会社との縁そのものにも影響しかねない。
何とか最悪の事態は避けたく、事前にはまったく考えてはいなかったが、今週末は一度当地を離れ故郷の空気に触れに帰る。
特別な予定はなく、ただ今の状態を何とかしたいだけである。
会社組織に属しているとは言っても、結局自分を守れるのは自分自身しかいないのだから。
5月1日の朝は旭川市のホテルで迎え、その日はひたすらJR線で北上して初めて稚内市を訪ねた。
今のところ一般人が行ける我が国最北の地(宗谷岬)に立つことが春の連休の第一目標だったから、北の最果てにして季節外れの寒さ(4℃)を除いては満足のいく日になった。
さて、5月のベストショットは意外なところから。
新千歳空港のモバイル機器の充電スペースに置き忘れてあった付箋。
6月以降の心持ちはほぼこの文面に集約されるような気がして、あえて載せることにした。
自宅ではない場所で始まった5月、旅行の後は実家に厄介になり、世の中のほとんどと同じように8日からが連休明けということになった。
この間今日まで、表面的には同級生との再会や、木曽馬の里訪問、日本ダービーも何とか的中など、プライベートではイイこともたくさんあった。
しかし、日付が変わって6月になろうとしているこの時間、前回も書いたが日々を暮らして行く中でずいぶん苦しい5月だったなという思いである。
あくまで仕事に向かう上での話だが、私自身の気性の荒さが災いして、当地に赴任して一年半を経た今が最も周囲との距離が遠かった。
他人の不幸が大好きな人間の集まりは、ほんの少しの、例えば物の進め方のささいな違いでさえ攻撃の対象にする。
くだらないミスを繰り返しているようだと、たちまち見下ろされて、やることなすこと全てを疑われてとんだ濡れ衣を着せられることにもなる。
それを何とか防ぎたく、赴任当初から動き出しは誰よりも早く、間違いは極限に少なくを心がけ、時には相手の立場や年齢もいとわずあえて大きな声を出し、無駄な空き時間はなるべく作らず、その日その日を納得して終われるようにやってきた。
ここまでやればさすがに一定の抑止力は効いて不当な攻撃を受けることは今はない。
攻撃は受けないが、仕事を離れた場所で交流することは今後ほぼ無理というレベルに達し、私自身にもその気はない。
これだけの時間を経て、仕事を逆方向に回さないことをお互い約束しているだけの極めて薄い関係に帰結したのだから、この先もそこが急に変わることはなく、私自身は「外様」らしく淡々と日々に当たるよりないのだと思う。
すべて私の身勝手ながら、無味乾燥に陥りがちな日々をある意味彩ってきてくれた一人の女性に関しても、お付き合いが続いている方がいることを知り、仕事場での孤独感と併せてここ数ヶ月にはない気分の落ち込みを経験している。
落ち込みといえば、私が当地に来た経緯も考えると、落ち込みすぎて長期離脱というのは会社との縁そのものにも影響しかねない。
何とか最悪の事態は避けたく、事前にはまったく考えてはいなかったが、今週末は一度当地を離れ故郷の空気に触れに帰る。
特別な予定はなく、ただ今の状態を何とかしたいだけである。
会社組織に属しているとは言っても、結局自分を守れるのは自分自身しかいないのだから。