先日のこと、この辺りでは評判が良く頑張っている、某
お寿司屋さんの折り詰めをお土産でいただいた。一人用の上にぎり寿司であるが、実に細かく気持ちの行き届いた仕事をしていると思ったのは、シマアジの旨みを損なわないよう、柚子コショウと刻みネギが添えてあったのは手始めだった。
バブルの頃から
継続して繁盛しているのは、何らかの理由があるからで、このお寿司屋さんは細かい気配りだろう。イカの包丁細工は冴えていて決まっているし、ほど良い梅肉も邪魔にはならなかった。まぐろ脂身の濃厚な旨みが上品で、赤身もシッカリした柵から切っつけされていて新鮮さが伺える。ウニの軍艦巻きがフタで圧迫されていたのは誤算だったかも。
箸先の超細いものは割烹に適しているが、お寿司を摘まむお箸は
ぶっとく軽い木質が適している。この手の割りばしは、結構お高く最近では使っているお店も数えるほどとなっている。不況のあおりを喰らった折り、超安価な丸箸に変えて現在まで採用しているお店が多いなか、ぶっといお箸を使い続けられるのには理由があったのだ。
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