長崎風皿うどん ～乾麺の戻り際が美味しくて～

自称、餡かけ皇子の力量が発揮される「長崎皿うどん」のご紹介。皿うどん特有の極細麺を使用するが、名前には太いイメージのうどんとはいる不思議ちゃんで、出前の際にスープがこぼれないように考えられた変形メニューだと聞く。従って麺はちゃんぽん用を使うのが定義らしい。





ワシが幼少の頃、オカンから得たレシピは、中華そばを湯がいて上から中華餡をぶっ掛ける「炒麺（チャーメン）」と呼ばれるもので、揚げ麺は使わなかった。今回は、安易に市販のパリパリ極細麺を使用するが、餡をかける前に乾麺を少々崩しておくのがポイント。一方、中華そばを使うのであれば、焼くには多めの油でカリッと揚げ焼きにしたのを麺に使うと、いい食感が出るのでお試し頂きたい。



八宝菜風の中華餡を作るのは、少々手荒くなったが、今回はコンソメブイヨン・味覇（ウェイパー）・オイスターソースの三つ巴の技で、海鮮風の海老・イカ・イカゲソで大海の風味を加えて行くと、深いコクが味わえる一品になる。ここからは水溶き片栗粉でとろみを出す、十八番の餡かけで仕上げていく。食べる直前にはいつものウスターソースとＳ＆Ｂテーブルコショーの乱がけ。

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